イギリスのトイレ事情

イギリスに限らず、ヨーロッパを旅行していると感じるのがトイレ事情のお粗末さ

レストランであれ、一般家庭であれ、パブであれ、水が流れない・・・ということが頻繁におきます。

どうもコツがあるようなのですが、私には完全にお手上げ状態になることが多々あります。

以前、日本人ガイドさんが言っていましたが、ヨーロッパツアーを案内していると、現地のバスドライバーさんたちによく「日本人観光客のトイレ休憩の多さ」を指摘されるそうです。

「日本人は体がちっちゃいから、膀胱もちっちゃいのよ」と答えていると笑っていましたが、本当にその通り。

そんな膀胱の小さい日本人には、トイレ事情の悪さは深刻な問題。急ぎ改善を要求したいところです。

だって、いまや日本で、水が流れない、なんていう事態は、余程整備されていない「海の家」ぐらいでしか起こらないでしょう?!

それと、もうひとつ文句が。

とにかく、どこに行っても、トイレットペーパーが少ない!

パブやレストランに予備のペーパーが置いていないのは、予備を置いておくと、みんなが持って帰ってしまうから、という理由だそうですが、本当にないと困りますから!!!

ヨーロッパ旅行中は、あまりに不安で、おちおちトイレにも行けず、スーツケースに余裕があれば、今でもトイレットペーパー1ロールを持って行きたいくらいです。

日本のトイレ事情は最高ですよね~、ホントに。

新しい家に引っ越してからは、トイレ、至福の空間です。トイレの蓋の開閉も自動、水が流れるのも自動、もちろん快適な機能もたくさんついてます。

イギリスでこのハイテクトイレを紹介したところ(ポールが機能を詳細に説明)、みんな興味津々でしたが、最後には、「トイレごときにそんなハイテクがどうして必要なの?

トイレにそんな情熱を傾けるなんて、信じられない」というのが共通認識のよう。

でも、実際使ってみて、その使い心地の良さに感嘆の声をあげている外国人を私はたくさん知っています。

「一度、この快適さを味わってから言ってね」と心の中でいつも思ってます。

目の色と見え方の関係

我が家は夜とっても暗いです。

といっても雰囲気じゃなくて明るさのことね。

ポールはリラックスできないからと白い蛍光灯をとっても嫌がるので、ずっと間接照明で薄暗くしているのですが、私もいまやすっかりそれに慣れてしまいました。

たまに実家に帰って、夜、白くて明るい電気が煌々とついていると本当に落ち着けません。

ポールの目は青いのですが、白人の青い目にサングラスをかけた状態がまさに日本人の黒い目の見え方なのだそう。

青い目と黒い目では、明るさの感じ方がまるで違うってわけ。

確かに季節を問わず、サングラスをかけている白人、老若男女を問わず、本当に多いですよね。

昔は「白人だからって、カッコつけてる」くらいに斜めに見ていたのですが、あれは決してカッコつけているわけではなく、眩しすぎて見えないので必要に迫られてかけているだけでした。

だからポールは、間接照明の薄暗い部屋でも平気で本や新聞を読んでいます。

本人曰く、充分明るいそうだけど、私には暗すぎてとても無理。

さすがにこの暗さで文字を読む気にはなれません。

そんなわけで、ヨーロッパのホテルなんかは、青い目に合わせているだけに、本当に暗~く感じます。

薄暗いランプがいくつかあるだけで、「えっ、全部つけてもこれだけ」って思うことも度々。

そういえば、函館でよく行っていたとっても素敵なバーの店長さんが、お店の照明のことで、

「日本人のお客さんには暗すぎるって言われて、外国人のお客さんには明るすぎるって言われるの、どうしたらいいと思う?」って、とっても困ってました。

見え方が違うんじゃ、しょうがないですよね。

見え方を合わせるなら、青い目の方には、サングラスを用意しておくしか方法はないですね。

全く同じ!

今日は、土曜日なので、私は休みで、ポールは仕事。

普段料理をほとんどしないので、土日の朝食だけは主に私が担当。

今日の朝食は、スクランブル・エッグとチキン(皮なし、ポールは鳥皮が大嫌い)、ミックスベジタブルとトマトのグリルとロールパン。

いつも、料理する、と言うほどのものではないけど、一応担当者としては、それなりに満足できるものを作って、「おいしかった」と言われたいもの。

「明日は、何をつくろうかな・・・・」と思いながら、冷蔵庫を開けると、もうほとんどカラ。

ピクルスと梅干、CCレモンとビール、それに今日で賞味期限切れの卵だけ。

「ヤバ~イ」と思って、日中、近くのラルズへ食料の買出しに。

買い物袋をぶらさげて家に帰ってくると、ちょうどお昼ご飯を食べに戻ってきたポールもラルズで買い物をしてきたところ。

2人で、買い物袋を開けてびっくり。

ステーキ2枚パックに、レタス半分と、十二穀パン1袋。

全く同じものを2人とも買っていたんです。

「仕方がないから冷凍しておこうか」と言って大笑い。

で、昼食を作り始めたポールが、

「オー、ディア!トマト買うの忘れた!エリは?」

「あっ、忘れちゃった!」

「そうだ、卵は?」

「忘れちゃった!」

見事に同じものを買い、同じものを買い忘れていた私たち。

結婚1年でここまで同じになるとは!

「同じ人間みたいだね」と私が言うと、

「今日は、リラックス・ハーフとワーキング・ハーフに分かれてるけどね」と笑いながら、ポールは午後のレッスンに楽しそうに出かけて行きました。

お互いの発想がわかって、同じものを買ってしまうのがベスト・パートナーなのか、お互い違うものを買って足りないものを補い合えるのがベスト・パートナーなのか、ちょっと微妙ですね。

結婚ストーリー―日本の両親への挨拶―

結婚記念日になって、去年の結婚のことを思い出しました。

結婚の話が出たら、まず最初にするのが、お互いの親への挨拶ですよね。

お互い・・・と言っても、ポールのお母さんのヒルダはイギリスにいるので、取りあえず電話で報告するだけ。

付き合い始めの頃にすでに紹介してもらっていたので、ヒルダにとっては、もちろんこの結婚は自然な成り行き。

よって、「Congratulations!!」で一件落着。

問題なのは、日本の両親。

海外には全く興味がなく日本に引きこもりの父と海外旅行が趣味で国際派を自認する母。

母は問題ないとして、この結婚に対して、父がどう出るか。。。

自分の娘が外国人と結婚するなんてまるで考えたこともなかったはず。

なんせ、ポールに会うまで、外国人とは話したこともなかったんですもん。

心配する私を前に、ポールは、

「子供が幸せなら、親も幸せなのは当たり前」で、

「相手が外国人だからといって、何ら反対される理由は何もない」し、

「結婚するのは当人同士であって、親は全く関係ない」と完全強気。

もし私の両親が、結婚相手が外国人ということで反対するようなことがあっても、

「関係ないだろ!」と言ってやる、

「絶対負けない!」とかなり本気の戦闘モード。

実家に向かうタクシーはお互いの手を握り締めて終始無言。

お土産の日本酒の一升瓶を持つ手にも必要以上に力が入り・・・と、そんな感じで実家に着くと、意外にも父も母も上機嫌。

緊張していたのはむしろ母の方で、父は全くいつも通り。

2人ともポールの流暢な日本語に感動しきりで、すぐにリラックスモードに。

いまでは、父とポールが仲良く将棋をしている姿が。

ポールが言うように「子が幸せなら、親も幸せ」なのね。

流血沙汰になるのでは、とまで心配した私が全く馬鹿でした。

結婚記念日&バースデイ

今日10月27日は、結婚記念日&私の誕生日

1年前の今日、婚姻届を持って豊平区役所へ。

とても寒い雨の日で、一ヶ月前に東京のイギリス大使館に行って、面接を受けてまで手に入れた証明書(しかも1万5千円かかる有料のもの)を「これだけじゃ、結婚手続きできないんですよね。」と言われたときには本当に倒れそうになりました。

真剣に事情を説明したら、なんとか認めてもらえて無事手続きが出来たから良かったものの、あれで認められなかったら、思いっきり暴れていたところでした。危ない、危ない。

ということで、結婚1周年のささやかなお祝いをしました。

場所は、もちろんポール行き付けの「ビクトリア・ステーション」(ちなみに去年の入籍後ももちろんビクトリア・ステーションで乾杯)。

最近しばらく行ってなかったポールは、ステーキが食べたくて、行く前からニッコニコ。

店内に入って席に着くと、ウェイターさんがポールのところに駆け寄って来て、

「こんばんは。お久しぶりですね。今日ちょうど、最近来ないねって、お店のみんなで話していたところなんですよ」。

満面の笑みで歓迎されて、すっかりご機嫌のポール。

今日は、夜だし、ちょっと違うメニューを頼んでみようとオーダーしたところ、ウェイターさんが、

「あの、ドリンクバーはよろしいんですか?ポテトもこちらのでよろしいんですか?いつもと違いますけど・・・」と念押し確認。

さすが(何が?!)ポール、もうすっかりお店の有名人なのね。

いつか、お金持ちになって、JRタワーのレストラン・ミクニあたりで、こんな会話が繰り広げられるようになったらいいな。(ありえないと思うけど。)

そんなことを思いつつ、ポールは、サーロインステーキ250g、私は、グリルチキン250gをもうお腹が一杯で苦しくなるまで食べました。

来年もここで、結婚2周年を祝おうね、ポール!

ポールさえ、いてくれたら、高級レストランとか、ワインバーとか、高価なプレゼントとか、何もいらないの。。。(あれ、もしかして、私、思いっきり強がってる?!)

「外人(ガイジン)」と「外国人」

ポールは、「外人(ガイジン)」と呼ばれるのをものすごく嫌がります。「外国人」と呼ばれるのは平気です。

ポールのみならず、日本で働いている英会話教室の先生達が同じことを言っているのを何度も聞いたことがあります。

この違い、わかりますか?

私は以前は、この違いがよく分かっていなかったので、無意識のうちに「ガイジンの先生」とか、「ガイジンに会った」とかそんなふうに言っていました。

が、ポールや友人達に指摘されから、一切「ガイジン」と言う言葉を使うのをやめました。

「ガイジン」には侮蔑の意味が込められている、馬鹿にされた、と彼らは感じているようです。

そのため、そう呼ばれることを心から嫌悪しています。

「ただの単語。深い意味は全くないよ」(実際、私も意識して使っていたわけではないので)と説明したところで全く無駄です。

「無意識に差別している」とか「じゃあ、どうして外国人って言わないの?」と、切り返してきます。

ポールくらい日本に長くいる人じゃないと分からないような気もしますが、

内(ウチ)と外(ソト)と分けた時の、

「外」の人=外人(ガイジン)

と呼ばれることによって、ものすごい疎外感、差別感を感じているようなんです。

私の持っている研究社の和英辞典は、「がいじん」で調べることができるし、「侮蔑語」だという説明は全くないのですが、不愉快に感じる人がいる以上、「foreigner」に対しては、「ガイジン」ではなく、「外国人」という単語を使った方が良いでしょう。

ちなみにこの辞典には、「foreignerという語には、人を疎外するニュアンスがあるので、対面する相手について言うときには、ほかの語『visitor(訪問者)』などの置き換え可能な表現を用いる方がよい場合がある」という丁寧な注釈がついています。

「foreigner」は、英語でも日本語でも微妙なニュアンスを含む、実は使うのが難しい単語のようですね。

考えさせられます。

「We Japanese」

英語で話すとき、「We Japanese」っていうフレーズ、よく使ってしまいませんか?

特に日本について話すとき、

We Japanese like ~ .

とか、

We Japanese think ~.

という感じで。

これって、ネイティブ・スピーカーにとっては、とっても変な、ありえないフレーズなんだそう。

日本人全ての好みや考え方を断定しているように聞こえるので、

私たち日本人は、じゃなくて、私は、でしょ!」って突っ込みを入れたくなるらしい。

演説とかで何かを強く訴えるような場合にわざと使うことは許されるのでしょうが、普通の会話の中で、日本人の考え全てを断定することなんて決してできないわけで。。。

私もよく使ってしまうんですが、ポールに

「日本人がみんなそうだって言い切れるの?」

と、嫌味を言われて、

「深い意味はないって分かってるくせに」と思いながら、

「I」に言い直したり、「Generally speaking」を慌てて付け加えたりします。

確かに、ポールが、「We English~ 」と話し始めるのをのを聞いたことがないし、

「イギリス人はどうなの?」という質問をしても

「イギリス人がみんなそうかどうかはわかんないけど」

とか

「一般的にいって」

という前置きを必ずつけます。

英会話教室に通ったり、旅行に行って、ネイティブスピーカーと何度か話をしたことがある人なら、この違い、きっと感じたことがあるはず。

「個」を大切にするヨーロッパ人と、「和」を尊ぶ日本人の文化的な思考の違いなのか?

はたまた強い同胞意識の表れか?

いずれにしても、英語を話すときは、この癖は直したほうがよさそう。

血液型の話。

欧米の人は、自分の血液型を知らない人がほとんど。

自分の血液型を知っている人は極めて稀で、日常会話で私たち日本人が何気なくしている「血液型は何型?」という質問はありえません。

うかつに彼らの前で、「あの人は、A型だからね~」などと、血液型で人となりや性格を語ったりすると、ナンセンスだと笑い飛ばされてしまいます。

むしろ、どのような人柄かを示すのは「星座」だと考えるのが一般的なようで、「何座?」と聞かれたり、性格から「星座」を言い当てられたりすることがたまにあります。

日本では、「星座占い」は一般的ですが、「星座」で性格が分かるなどとはあまり考えられていないですよね。不思議です。

私自身は、ポールに笑われることはわかっていても、血液型性格診断はなかなかあなどれないと思っています。

私が見るところ、ポールは絶対O型。かなりの自信があります。

欧米人に多いという確率的な問題ではなく、彼の性格から。

さっき、ポールに友達に聞いた行動学テストをしてみました。(記憶のため一部曖昧です。)

テスト;
左側に「空のバケツ」、右側に「水が一杯に入ったバケツ」、そして柄杓があります。
制限時間内に右側のバケツに入った水を左側の空のバケツに全部移してください。誰もいない部屋で、試験管は見ていません。時間になったら試験管が戻ってきて確認します。
さぁ、あなたはどうやって水を移しますか?

次が血液型による典型的な行動パターン。

A型:柄杓を使って慎重に少しずつ水を移す。(私ね、私。そう慎重なのよ)

B型:途中まで柄杓を使い、半分くらいになったところでバケツを持ち上げて、残りを移し変える。

O型:はじめから水の入ったバケツを持ち上げて、空のバケツに全部移し変える。こぼれたりしても気にしない。

AB型:こっそり左右のバケツ入れ替える(並び替える)。・・・なんてズル賢いの!こんな人いる?!

ポールの答えは、「柄杓で移すなんて面倒なことはしない。最初からバケツの水を全部移し替えるよ、当たり前でしょ」。

やっぱりO型だ。間違いない!単純すぎ?!

街ネタ―スコットランド・Edinburgh(エディンバラ)―

スコットランドのエディンバラ、想像以上に素敵な街でした。

何が素敵かって、街並み。

あんなに美しいとは思ってもみませんでした。

私の持っていたスコットランドのイメージと言えば、寒くて荒涼とした景色、のどかな土地柄。
私が情報を仕入れたのは、スコティッシュ俳優ロバート・カーライルが有名になるきっかけとなったイギリスのテレビドラマシリーズ「マクベス巡査」からのみ。(とっても面白いです。スカパーで何度も放送してますので、機会があったら是非見てみてください。)

危険ですね~、こういうの。すっかりスコットランドについて分かったつもりでいました。行ってみて良かった~。

私が現地で買ったガイドブックの冒頭に、

「この島国のどこかにこれほど美しくて素晴らしい都市があろうとは思いもしなかった」J・B・プリーストリー

と出ています。まさにその言葉通り、古典的な美しさにうっとりとしてしまいます。

しばしば激しい戦いの場となり多くの血が流されたエディンバラ城もかなり見応えがあり、お城からは雄大な眺望も楽しめます。
先に見えるのがエディンバラ城の入り口。

これは、お城から見える街並み。圧巻です。

こんなに美しい街に砲弾が飛び交っていたなんて、信じられません。

エディンバラにいると、中世に紛れ込んだかのような錯覚に囚われてしまいます。

ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、着ているものや食べているものといった文化的な側面を除けば、街並みと雰囲気は当時のまま。

時の流れが、日本より何十倍も遅いのではないかと思わされる不思議な街です。

エブリデイ、ステーキ!!

ポールは完全な肉食

魚介類は、イギリス料理「フィッシュ&チップス」の鱈以外は、一切口にしません。

ほとんどアレルギー状態で、ホタテなんかは、ほんのひとかけら食べただけで、お腹をこわして動けなくなったり、嘔吐し続けたりと大変なことになります。

そんな感じなので、毎日とにかく肉、肉、肉。

ステーキが大好きで、家で焼くこともあれば、外食も、という感じ。

6月に引っ越してきた家のすぐ近くには、ステーキハウスのビクトリア・ステーションがあるので、ポールにとってはうってつけ。

安くておいしいステーキを求めて、かなりの頻度で一人でお昼に食べに行っています。

「サーロインステーキ200グラムとフレンチポテトとパン単品とドリンクバー」。

ポールはこれを呪文のように日本語で丸暗記していて、毎回、メニューも見ずにオーダーしているそう。

最近では、ウェイターさんにすっかり覚えられていて、

ウェイターさん:「いらっしゃいませ。いつもの、ですね。」

ポール:「はい、いつもの、です。」

という会話が成り立っているらしい。

ビクトリア・ステーションでのこのやり取り。

微笑ましくて、なんだかちょっと笑えます。