英語で話すとき、「We Japanese」っていうフレーズ、よく使ってしまいませんか?
特に日本について話すとき、
We Japanese like ~ .
とか、
We Japanese think ~.
という感じで。
これって、ネイティブ・スピーカーにとっては、とっても変な、ありえないフレーズなんだそう。
日本人全ての好みや考え方を断定しているように聞こえるので、
「私たち日本人は、じゃなくて、私は、でしょ!」って突っ込みを入れたくなるらしい。
演説とかで何かを強く訴えるような場合にわざと使うことは許されるのでしょうが、普通の会話の中で、日本人の考え全てを断定することなんて決してできないわけで。。。
私もよく使ってしまうんですが、ポールに
「日本人がみんなそうだって言い切れるの?」
と、嫌味を言われて、
「深い意味はないって分かってるくせに」と思いながら、
「I」に言い直したり、「Generally speaking」を慌てて付け加えたりします。
確かに、ポールが、「We English~ 」と話し始めるのをのを聞いたことがないし、
「イギリス人はどうなの?」という質問をしても
「イギリス人がみんなそうかどうかはわかんないけど」
とか
「一般的にいって」
という前置きを必ずつけます。
英会話教室に通ったり、旅行に行って、ネイティブスピーカーと何度か話をしたことがある人なら、この違い、きっと感じたことがあるはず。
「個」を大切にするヨーロッパ人と、「和」を尊ぶ日本人の文化的な思考の違いなのか?
はたまた強い同胞意識の表れか?
いずれにしても、英語を話すときは、この癖は直したほうがよさそう。