結婚記念日になって、去年の結婚のことを思い出しました。
結婚の話が出たら、まず最初にするのが、お互いの親への挨拶ですよね。
お互い・・・と言っても、ポールのお母さんのヒルダはイギリスにいるので、取りあえず電話で報告するだけ。
付き合い始めの頃にすでに紹介してもらっていたので、ヒルダにとっては、もちろんこの結婚は自然な成り行き。
よって、「Congratulations!!」で一件落着。
問題なのは、日本の両親。
海外には全く興味がなく日本に引きこもりの父と海外旅行が趣味で国際派を自認する母。
母は問題ないとして、この結婚に対して、父がどう出るか。。。
自分の娘が外国人と結婚するなんてまるで考えたこともなかったはず。
なんせ、ポールに会うまで、外国人とは話したこともなかったんですもん。
心配する私を前に、ポールは、
「子供が幸せなら、親も幸せなのは当たり前」で、
「相手が外国人だからといって、何ら反対される理由は何もない」し、
「結婚するのは当人同士であって、親は全く関係ない」と完全強気。
もし私の両親が、結婚相手が外国人ということで反対するようなことがあっても、
「関係ないだろ!」と言ってやる、
「絶対負けない!」とかなり本気の戦闘モード。
実家に向かうタクシーはお互いの手を握り締めて終始無言。
お土産の日本酒の一升瓶を持つ手にも必要以上に力が入り・・・と、そんな感じで実家に着くと、意外にも父も母も上機嫌。
緊張していたのはむしろ母の方で、父は全くいつも通り。
2人ともポールの流暢な日本語に感動しきりで、すぐにリラックスモードに。
いまでは、父とポールが仲良く将棋をしている姿が。
ポールが言うように「子が幸せなら、親も幸せ」なのね。
流血沙汰になるのでは、とまで心配した私が全く馬鹿でした。
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