街ネタ―京都・竜安寺

去年の秋、ポールの幼なじみのジョンと奥さんのキャロルが、休暇を取って日本に旅行に来ました。

2週間かけて、東京⇒京都⇒広島⇒札幌⇒函館を4人で旅行したのですが、その時、改めて驚いたのが、ポールの日本についての知識の豊富さ!

日本の歴史については、中学・高校で習ったからおぼろげながら記憶はあるものの、何か聞かれると「う~ん」と唸って考え込んでしまう私と違い、ポールはスラスラと答えています。

日本人としての私の立場、まるで無し。

そういう意味で、特に京都は辛かった。

ポール、その辺の歴史、めちゃくちゃ強くって、まさに独壇場。

ポールの説明に熱心に聞き入るジョンとキャロル、そして、日本人の私。

想像しただけで辛い絵でしょう。。。穴があったら入りたい。

そんな辛い思い出のひとつ、竜安寺の石庭。

ポールが大好きな京都の観光スポットのひとつで、彼らにも是非見せたいと京都ではまず真っ先にご案内。

ポールには2度目の竜安寺。日本に初めて来たとき、15個あるはずの石が、どうしても13個しか見つからなくて、ずっと縁側に座って眺めていたんだとか。

石庭をながめるポール。

石庭を見つめる澄んだ眼差し。坊主頭とあいまって、日本人より日本人らしい風情すら漂わせています。

雪対策

もうすぐ12月。札幌は、もうすぐ一面の雪景色に変わります。

そんなわけで、遅ればせながら我が家も雪対策。

ポールがホームセンターに行って、竹の棒とブルーのネットをたくさん買ってきてくれたので、猫の額ほどの庭に植えた小さな木を、見よう見まねで『冬囲い』。

近所のおうちはもうとっくに冬囲いを終えていて、我が家の小さな木だけが寒そうだったのですが、もうこれでOK。

あとは無事、冬を乗り越えてくれることを祈るばかり。

そして、今年の冬の大問題、『雪かき』

今までずっとアパート暮らしだったので、ここ数年雪かきをしたことがなく、誰かがしてくれる快適さにすっかり慣れてしまった私。もう今更雪かきなんて・・・。

実家に住んでいたときは、雪かきを誰がするかでいつも大喧嘩。

イギリス人のポールは、もちろん雪かき経験ゼロ。

家探しをしていたとき、

「札幌の冬をあなどるな。共働きの夫婦に雪かきは大きな負担。働いているうちはマンションに住んだほうがいい」

と頑なだった私を

「雪かきは僕がするから、絶対一戸建て!」

と押し切ったポール。

「ホント?!だって、雪かきしたことないじゃん」

「でも、大丈夫」(ポールの口癖)。

どこがどう大丈夫なのかよく分かりませんが、ポールはそう言い切りました。

とはいえ、先に家を出るのも、帰ってくるのも私。

ということは、雪かきをするのは、私になるのが目に見えている(ような気が・・・)。

頼みの綱は『融雪機』

まだ試していないので、その威力がどの程度かはわからないのですが、バンバン溶かしてくれるそうなので期待が持てます。

これは、去年の冬に撮った近所の写真。

イギリスの家族に札幌の冬を見せようとポールが撮った写真ですが、見たこともない光景にみんな異常に盛り上がっていました。

マジで、雪、怖い。。。

人間ドック

今日は、私とポールの人間ドック・デビューの日。

昨日の夜9時から飲まず食わずで、今朝9時前に検診センターに到着。

検査着に着替えて、促されるままに検査室へ。

外国人は珍しいので、なるべく2人一緒に検査しようと配慮してはくれるのですが、さすがに男女では検査内容も違うので、看護婦さんたちがとても心配そうにポールを見つめています。

「日本語は?1人で大丈夫ですか?」

「大丈夫です。」

この応答を繰り返すこと数回。

ポールはどこの検査室に行っても、看護婦さんたちと楽しい会話をしているようで、パーテーション越しに明るい笑い声が聞こえてきます。

「良かった。大丈夫そう。」

・・・自分の検査よりポールの様子が気になる私。

そんな私の心配をよそにポールは順調に次々と検査を終えていきます。

ただひとつ、胃腸の検査だけはちょっと大変だったそう。

バリウムを飲んで、ベッドに横になると、検査技師からマイクで「左を向いて」、「右を向いて」、「一回転して」、「仰向けになって」と次々と指示が飛び、自分で体の向きを変えなければなりません。

ポールはこれくらいの日本語ならもちろん問題なく聞き取れるのですが、イギリスの病院での胃腸検査(立ったままで、自分のお腹の周りを機械が回転)の経験しかないポールには、自分がベッドの上で回転する、という検査方法が理解できず、

「回転?!確かにそう言ってるけど、まさか?!」

と自分のヒアリングに途中で自信がなくなってきたそう。

戸惑っているポールを見かねた検査技師が中から出てきて、ジェスチャーで示してくれて、自分が正しかったことを理解。

不思議に思いながらも、1回転でいいのに、「何回回る?いつ止まればいい?」と頭の中で考えながら不必要にベッドの上でクルクル回転していたそうです。

そんな感じで2人の人間ドック・デビューは無事終了。

検査結果は2週間後ですが、本日出た分の結果は2人とも異常なし。

良かった良かった。

1日3食 サンドイッチ

ポールは、本当にサンドイッチが大好き。

1日3食サンドイッチでも、全く問題なし。

明日は、人間ドックなので、今日は大人しくしていることにして、ハードなガレージ改造作業はお休み。

ポールは、1日中パソコンの前で、速度アップやらファイアウォールの更新に夢中。私は1日、スカパーで映画三昧。

というわけで、今日の食事作りは私が担当しました。

朝は、ステーキサンド。

ガーリックと黒胡椒で味付けしたステーキにレタス、トマト、きゅうり、オニオンをトーストにサンド。

ランチの時間になり、「お昼もサンド作ろうか?」というと、満面の笑みで「作ってくれるの?!」。

ポールったら、うまいわねぇ、もう。

そんな嬉しそうにされたら、作らないわけにいかないじゃない。

私が作るより、ポールが作った方がおいしいに決まってるけど、頑張る!

サンドの中身は一緒で、パンをトーストから、ロールパンに変えただけなんだけど、
「It was good!」(おいしかった!)

これが、聞きたかったの!ポールはお世辞を言わない人なので、おいしくないときは、当然なんにも言わないのだけど、美味しい時だけは、満面の笑みでこういいます。

これがなかなか聞けないので、言われると本当に嬉しいんです。

こんな簡単なサンドイッチでいいならいつでも作るわ。

というわけで、夕食もサンド。

メインはソーセージで、レタス、トマト、たまご、きゅうりのホットドッグ。

「It was good!」こそ出なかったけど、なかなか満足そう。

3食ともサンドイッチなんてありえん!と思われるでしょうが、今日の食事は充実していた・・・とポールは思っているに違いありません。

「味がなくてすぐ飽きる」と、日本の主食「米」を食べないポールには、なんといってもサンドイッチが最高。

私の料理が上達しないわけです(言い訳)。

ユニオンジャックとライオンのエンブレム

イギリス国旗・ユニオンジャックとスコットランドのライオンのエンブレム、何故か昔から大好きなんです。

今となっては、ポールがイギリス人だから、ということも多分にあると思いますが、どうもこの2つがついているものにことごとく弱いんです。

昨日思わず買ってしまったユニオンジャックのニット。

一目惚れです。昼休み中だったので、ランチを食べる時間がなくなってしまいました。

夏に買った愛用タンク。

めちゃくちゃ可愛いと思って同じものを妹にもプレゼントしたのですが、妹のウケはイマイチでした。

これらのユニオンジャックもの、「イギリスでは絶対に着ないでね」、とポールから厳しく言われいます。

「別にいいじゃん!」と思いましたが、ポールが日の丸のTシャツを着ようとしたら、私もきっと止めると思います。

そして、ライオンのエンブレムといえば、イギリスの老舗ニットブランド・プリングル。

ニットは持っていませせんが、ボストンバッグを愛用しています。

極めつけは、フランス車のプジョー。

今はありませんが、将来買うことになったら、絶対欲しい車が、ブジョー。

私の姉が乗っているのがブジョーの青い車ですが、買ったとき、プジョーのセールスの人が、「女の人は、このライオンのエンブレムさえついていれば、どんな車でも喜ぶんですよ。」と言っていたとか。

そうか、やっぱり、ライオンのエンブレムに惹かれるのは私だけじゃないのね。

でも、どうしてなんだろう。。。

ポールの嫌いなレストラン

ポールが嫌いなレストランは、焼肉、しゃぶしゃぶ、ジンギスカンと名のつくお店です。

ポールは全く魚類を食べない完全な肉食です。

にもかかわらず、これらのレストランが嫌いな理由、わかりますか?

それは、自分で肉を調理する、という手間をかけなければならない、ということなんです。

彼によれば、「お金を払って食べに来ているのに、どうして自分で調理しなくちゃならないわけ?レストランというのは、完璧に調理されたものを出すものでしょ。自分で調理するなんて外食する意味がない。」という考えに基づくものなんです。

だから当然、居酒屋なんかで出される鍋料理なんかも問題外。

これは、完全に考え方の違いですが、確かに欧米では、私の知る限りでは、自分で調理するような料理が出されるレストランはないような気がします。

「チーズ・フォンデュなんかは、同じ発想じゃない?!」と聞いてみましたが、生ものじゃないから違うと言います。

お金を払っている客に調理させるのなんてもってのほか、ということに加えて、調理や衛生について何の知識も持たない一般人に生ものを出すなんて考えられないと言います。

とはいえ、一緒に食事をしている人たちとワイワイやりながら、調理する楽しさ、是非彼らにも分かってもらいたいものですよね。

寒い冬に、みんなで囲む鍋、本当に最高なのに。。。

私が泣いた本

昨日、星野夏の『あおぞら』を読みました。

売れてる本のランキングにも入っている話題の本です。

先日、女3人で食事をしていたとき、この本のことが話題に。

すでに読んでいた友人が、ストーリーを説明してくれようとしたのですが、思い出しながら話しているうちに途中で涙ぐんでしまい、話すことができなくなったのです。

その様子を見ていて、どうしても気になって早速買って読みました。

数々のつらい出来事を乗り越えて生きる、18歳の女の子の手記。

18歳と聞いて、「無理だ、さすがに共感はできないだろう」と思いながら読み進めたのですが、先が気になって一気に読んでしまいました。

つらい、ひどすぎる。

10代の女の子が、こんなに重い、辛い過去を乗り越えて生きていることが本当に信じられません。

私だったら、きっと、もうダメになっていたと思います。

中学のとき、どうにも手のつけられない『不良』が各クラスに1人はいました。

もしかしたら、彼ら、彼女達にもきっと、自分では背負いきれないほどの辛いできごとがあったのかもしれない・・・そんな昔のことまで思い出して悲しくなりました。

途中からは、もう涙が止まらなくなり、最後は号泣。

いろんなことを思って目が腫れるほど泣きました。

「友達が辛いとき、本当に力になってあげることができるだろうか」

「将来、自分が娘を持って、もし娘がこんな目にあったら、真剣に向き合えるだろうか」

「大切な人(=ポール)を失ったら、一体自分はどうなってしまうんだろう」

読みながら、ポールのいない生活を考えているうちに、怖くなって涙が溢れ出てきました。

読み終えて、ポールにストーリーを説明しようとしたのですが、友人と同じように私も泣いてしまい、結局、ほとんど説明できませんでした。

夜読んだせいで、今朝は目が腫れたままだったし、寝起きも最悪。

「感動した」とか、「素晴らしい本に出会った」とかそんな感想は出てこないけれど、「生きる」ということについて深く考えさせられる本です。

字も大きくて、文章も簡単なので、すぐに読めます。お薦めです。

ティーはディナーで、ディナーはランチ?!

私たちは、英語で、昼食=lunch,夕食=dinnerと覚えていますよね。

というより、ランチ、ディナーというのはもう日本語の中に入ってるので、普通に使ってますよね。

ところが、ポールは違います。

昼食をdinner(例えば、School dinner は「学校給食」のこと)、夕食をteaと言います。

もちろん、ネイティブ・スピーカーのポールが間違っているのではなく、これがイギリス英語

私たちが習ってきたのはアメリカ英語

イギリス英語とアメリカ英語の違いは発音や言い回しだけでなく、こんな意外なところにも出てきます。

8月に里帰りしたとき、ポールとポール・ママの電話での会話。

ポール:Have you eaten tea?

ママ : Not,yet.

ポール:Let’s go out and eat!

それを聞いていた私は、「ディナーにママを誘おうって言ってたのに、なんでお茶なの~?お腹すいた~。もう夕食の時間だよ」と抗議。

するとポールが、「イギリスでは、teaは夕食のことなの! 前に教えたでしょ」。

はい、そうでした、そうでした。

ポールも、日本ではみんなに合わせて、昼食=lunch、夕食=dinnerを使っているので、すっかり忘れてました。

イギリス映画を見ていると、

Have you eaten tea?

というセリフに、 字幕が「紅茶飲んだ?」となっているのを何度も見たことがありますが、これは完全に翻訳の間違いです。

本当は、「夕飯食べた?」と聞いているのです。

イギリスでこう聞かれて、夕食はもう済んだのに、紅茶のことを聞かれていると思って、「いや、まだ」などと答えると、もう一度夕食を食べる羽目になるかもしれません。

イギリスに言ったら、dinner とteaにご注意を!

それにしても紛らわしい。

イギリス人ブーム

「イギリス人を旦那さんに!」、というブームが私の母の友人達の間で広まっているようなんです。

最初は、ポールと会って、ハグされたりなんかしてドギマギしていた母ですが、今は、「本当にいい旦那だわ~。国際結婚もなかなかいいものね。」というのが素直な感想のよう。

私の父は、典型的な日本のサラリーマンタイプで、昔から家のことは一切しません。定年退職した今も同じ。

父の出張のときも旅行の準備を全て母がしていたくらいだから、きっと自分のものがどこにあるかも知らないはず。

料理や掃除なんてもってのほか。

そんな夫が当たり前の母にしてみれば、ポールはまさに「奇跡の夫」

自分のことは自分でなんでもするし、家事もしてくれる。

ソファに寝転がってテレビを見ながら旦那の料理を待つ妻の姿なんて母には想像もつきません。

実家に泊まったときには、ポールの布団の片付け方を見て、「四つ角をきちんと合わせて、あんなに丁寧に布団をたたんだ人は見たことがない。」とものすごく感激してたし、家に遊びにきたときは、食事の後片付けをポールが自然にしているのを見て、父は口をあんぐり、母はうっとり。

そんな感じなので、母がこのことを友人たちに自慢しているらしく、母の周りでは、「旦那にするならイギリス人」と、俄かにイギリス人人気が高まっているらしい。

この前の電話。

母:「ポール、誰かイギリス人の友達紹介してくれないかしら?」

私:「え、どうしたの?急に。」

母:「友達の○○ちゃんと○○ちゃんの娘さんたちがまだ独身なの。ポールのことを話したら、どうしてもイギリス人と結婚させたいって言うの。いい人がいたら紹介してって頼まれちゃって」。

母の中では、ポール=イギリス人=理想的な夫という図式が完成。

日本人だって、なんでも自分でする人はいるし、イギリス人だって、何もしない人はいると思うよ。

この話をポールに伝えると、「ヒト、シダイネ」

そうだよね。その通り!了解です。

イギリス―ロンドン・バッキンガム宮殿

2年前、バッキンガム宮殿の衛兵交代式を見てきました。

宮殿の前は、たくさんの観光客で一杯。
激しい場所取り合戦が繰り広げられています。

最前列をキープして、30分程の待ち時間のあと、騎馬警官がまず登場。

そして、いよいよ衛兵たちのパレードです。
熊の毛皮の真っ黒な帽子に真っ赤な制服。

これが、夢にまで見た衛兵の交代式なのね~。

衛兵たちの歩みに合わせて一緒に移動。

すごいわ~。足並みが揃っていて本当に素敵。カッコいい~!!

ポールは衛兵になれなかったの?と聞くと、「身長が足りないから無理」とポール。
衛兵には、少なくとも身長が185cmなくちゃなれないみたいです。ちなみにポールは183cm。

この写真のように、中には意外と小さい人もいるみたいなんだけど、きっとこの前列の小さい人がギリギリのラインなんでしょうね。小さいとはいえ、185cmか。充分デカいじゃん!

ちなみに、ハンサムである必要はないんだとか。

イギリスを象徴する光景だけにかなりの見応えです。