私たちは、英語で、昼食=lunch,夕食=dinnerと覚えていますよね。
というより、ランチ、ディナーというのはもう日本語の中に入ってるので、普通に使ってますよね。
ところが、ポールは違います。
昼食をdinner(例えば、School dinner は「学校給食」のこと)、夕食をteaと言います。
もちろん、ネイティブ・スピーカーのポールが間違っているのではなく、これがイギリス英語。
私たちが習ってきたのはアメリカ英語。
イギリス英語とアメリカ英語の違いは発音や言い回しだけでなく、こんな意外なところにも出てきます。
8月に里帰りしたとき、ポールとポール・ママの電話での会話。
ポール:Have you eaten tea?
ママ : Not,yet.
ポール:Let’s go out and eat!
それを聞いていた私は、「ディナーにママを誘おうって言ってたのに、なんでお茶なの~?お腹すいた~。もう夕食の時間だよ」と抗議。
するとポールが、「イギリスでは、teaは夕食のことなの! 前に教えたでしょ」。
はい、そうでした、そうでした。
ポールも、日本ではみんなに合わせて、昼食=lunch、夕食=dinnerを使っているので、すっかり忘れてました。
イギリス映画を見ていると、
Have you eaten tea?
というセリフに、 字幕が「紅茶飲んだ?」となっているのを何度も見たことがありますが、これは完全に翻訳の間違いです。
本当は、「夕飯食べた?」と聞いているのです。
イギリスでこう聞かれて、夕食はもう済んだのに、紅茶のことを聞かれていると思って、「いや、まだ」などと答えると、もう一度夕食を食べる羽目になるかもしれません。
イギリスに言ったら、dinner とteaにご注意を!
それにしても紛らわしい。
コメント
恥ずかしながら、知りませんでした。教えていただき、ありがとうございました。
Saoriさんも知らなかったとは。イギリス英語は、日本では、マイナーですからね。
ポールがちょっとかわいそうです。