『ALWAYS 三丁目の夕日』

公開以来、じわじわとその良さが口コミで広がり、上映延長が決定した古き良き日本の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』を、遅ればせながら見に行ってきました。

ポールにも昔の日本を知ってもらおうと誘ってみたのですが、「邦画はまだ無理」と断られたので、ちょうどこの映画の世代を生きてきた母と妹と一緒。

いや~、想像以上に良かった。面白かったです。泣けました。

『北の国から』のイメージが強すぎて、実力は誰もが認めるものの、様々な役柄をこなすことが難しいのではと言われてきた吉岡秀隆ですが、本当にいい味出してます。
いい役者さんです。

堤真一、薬師丸ひろ子、小雪、そして「野ブタ~」の堀北真希ちゃんも、すごい。
役柄ぴったり。役者が揃ってます。

子役も感情表現がうまい、見事!

つらいとか悲しいという場面もありますが、基本的にはほのぼのとした心温まるストーリーが満載で、人々の優しさ、思いやり、不器用だけれども本当の心の触れ合いとでも言うべきようなものに感動させられっぱなし。

2時間20分という長めの映画ですが、まったく飽きることなく、途中からはずっとウルウル状態。妹も私も泣き通し。母もこみあげるものがあったよう。

映画館だったので、なんとかこらえましたが、自宅で見ていたらきっとみんな号泣していたことでしょう。

久々に感動した映画でした。

モノが溢れる豊かな時代に生きている私たちがすっかり忘れてしまったようなお金では買うことのできない「優しさ」、「愛」で溢れています。

株で一夜にして巨万の富を築いたり、数々の宝飾品に囲まれて、ありえないような贅沢三昧の日々を過ごしている人たちが「セレブ」ともてはやされている今だからこそ、本当に幸せなのは、『ALWAYS 三丁目の夕日』に出てくるような人たちだったんじゃないか、羨むべきはこの時代の人たちだんじゃないか、と考えさせられる映画です。

まだ見ていない方は是非!

映画の宣伝じゃありませんが、間違いなく「全ての日本人に贈る」映画。
見てよかったと思える映画です。

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