レディー・ファースト

欧米では、レディーファーストは絶対。

男性がドアを開けて、必ず女性を先に通してあげるし、階段の上り下りや交通機関の乗り降りの時にも重い荷物やベビーカーを押している女性を男性(もちろん他人でも)がとっても自然に助けている光景をよく目にします。

力のない者や弱い者は守られるべきという概念が徹底しているので、ジェントルマンの国イギリスから来たポールと付き合って初めて、女として『守られている』ということを実感。

こう改めて言ってしまうのもなんとも寂しい限りですが、というのも、ワタクシ、身長が169cmもあって、日本ではかなり体格のいい大オンナ。

小さい頃から同世代の子達よりずっと大きかったので、フォークダンスの時には常に男の子役をやらされるし、サッカーではゴールキーパー、バスケではジャンプボール担当とかなり頼られる存在。

社会人になってもなお、重い荷物をひとりで運んでいたりして、「ちっ、なんでこんな重いものオンナの私が運んでるのさっ。普通、男が運ぶでしょ!男が。手伝おうともしないなんて本当に情けない奴らだ。ケッ!!」と思ったりすることも多々あるのですが、ふと見回すと、会社にいる男性陣、年配の人は、100%と言っても過言ではないほど私よりみんな背が低いし、同年代の男性陣も身長は私より高くてもヒョロヒョロしてて、みんな明らかに私より力が無さそう。

と、日本ではそんな環境にずっと置かれているので、欧米諸国を旅行中は、まさにお姫様気分。

「そうよ、私はか弱くて守られるべき存在なのよ!」

と、筋骨隆々の男性達の前で、初めて堂々と思うことができるわけです。
そこはまさにパラダイス。

とはいえ、最初の頃は、レディーファーストに全く慣れていなかったため、エレベーターで、優しく「お先にどうぞ」と微笑みながら言ってくれた素敵なジェントルマンに、「いえ、いえ、あなたこそどうぞお先に」と言ってしまい、思いっきり笑われたことが。

女性に譲られるなんて、あのジェントルマンは一体どんな気持ちだったのでしょう。

今は、すっかり慣れてしまい、日本人の男性と一緒にいるときも思わずドアの前で立ち止まり、ドアを開けてくれるのを待ってしまうことが(笑)。

レディー・ファースト万歳!!