イギリスの超定番ブランド、バーバリー。
冬になると、女子校生から老紳士までがしているバーバリー・チェックのマフラーは日本でもあまりに有名ですが、バーバリーといえばなんといっても『トレンチ・コート』。
そのせいかどうかは定かではないのですが、実家では子供の頃、コートのことを『バーバリー』と呼んでいました。
「バーバリーを着る」は「コートを着る」ということ。
子供にあの高いバーバリー・コートを着せられるほど裕福な家ではなかったので、もちろん本物のバーバリー・コートではありません。
たとえ、近所のスーパーで買った安物の上着であっても、それは『バーバリー』と呼ばれていたのです。
この話を北海道の友人たちとしていると、実は、私の周りにいる人達のほとんどがこう呼んでいたようで、
『全然バーバリーじゃないよね~。』と大笑い。
今となっては、これはどこまでの範囲で広く言われていたことなのか本当に謎です。
試しにネットで調べてみると、韓国では、今でもコートのことを「バーバリー」と普通に呼んでいるということを書いているサイトがいくつか見つかりました。
日本では、あまりないようですが・・・。
『バーバリー』というブランドがこれだけ巷に広まり認知されている今、私が、「そこのバーバリー取って」とコートを取ることを頼んだ時、「昔、コートのことそう呼んでたよね~」と懐かしさを感じながらコートを取ってくれる人が北海道の人、「バーバリーじゃないじゃん」と怪訝な顔をするのが北海道以外から来た人とカテゴライズできるのかな~。
イギリスと北海道を結ぶバーバリーの謎です。
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