寒い冬、特につらいのが鼻水。
(タイトルに「鼻水」と書くのは、ちょっと抵抗があったので英語にしてみました。)
寒い屋外から暖かい室内に入ると、寒暖の差で必ずちょっとだけ鼻水が出るんです(汚い話ですみません)。
鼻をかむほどではないのだけど、そのままにすることもできないような、まさに中途半端な状態でチロっと。
そんなわけで特に冬場は、バッグの中のティッシュは欠かせないアイテム。
使い切ったりするとピンチなので、手持ちのティッシュだけでは満足できず、街中でティッシュを配っていると、サラ金のだろうが、H系のだろうが、大阪のおばちゃんバリに必ずもらって万が一に備えています(ここまでするのは冬場だけですよ、念のため)。
そこで思ったのが、「鼻をかむ」ことに対する日本とヨーロッパの意識の違い。
「人前で音を出して鼻をかむ」という行為は、日本ではなんとなく恥ずかしい・・・と感じることなので、あまり人前で堂々と思いっきり鼻をかむ人はいないですよね。
会社だったら「トイレでこっそり」とか、人前だったら、ふき取るようにして音を出さない・・・とか。
でも、ヨーロッパでは、「人前で音を出して鼻をかむのは恥ずかしい行為」という認識はまるでないようです。
10年以上前のフランスでの出来事。
フランス語を学んでいた教室にいたのが、イタリアから来たブロンド・青い目のモデルのような完璧美女。
あまりの美しさに誰もが圧倒されてしまうようなその彼女が、ある日、教室でみんなで楽しく話をしている最中、おもむろにティッシュを取り出し、思いっきり音を出して、『ブッビー、ブビー、ブヒー(まさにこんな感じの音です)』って感じで音を出して鼻をかんだのです。
私は思いっきりのけぞりましたが、周りのひとたちは何も感じていない様子。
全く気にしちゃいない。
その時はじめてわかったのです、鼻水が出たから鼻をかむのは「当たり前のことなんだ」、「恥ずかしいことじゃないんだ」と。
あちらでは、どうも「鼻水をすする」ことの方が、よっぽど不潔なことと思われているようです。
冬場にヨーロッパ方面を旅行される方は、鼻水が出てきても、決してすすらないようご注意を!
コメント
確かに欧米で鼻をかむことは普通。
でもね、やっぱり日本人のちぃは気分悪いです。会社でとなりのデスクの同僚が『ブピー』なんてしてる音聞きたくない…。
おまけにさ、欧米人…とくに年配の人ってハンカチで鼻かむの。用の済んだハンカチは当たり前のようにポッケへ…。
同じくティッシュも何回か利用されるためポッケへ…すっごく気分が悪いけど、注意できない。ホントもどかしいところです。
海外生活にどんなに慣れても、これだけは全然慣れません。
…というわけでトイレで鼻をかむちぃ。
鼻水が出るのは仕方ない、でも人前では…日本の習慣万歳です(笑)
そうそう、鼻をかむのに、ハンカチ使ってるのとか、ティッシュを何回も使うのって、めちゃくちゃ気になりますよね。
ポケットにしまった瞬間、「嘘でしょ。ねぇ、それどうするの?」って聞きたくなりますもん。
日本人的には、『汚~い{げっ}』と嫌悪しちゃう行為。
幸いポールは、ハンカチで鼻をかんだりしないからいいけど、もししてたら、絶対注意しちゃいます。
私もこのことについては、日本の習慣万歳!です。