ツアコン

いまのように平凡なサラリーマン生活を送ることになろうとは思ってもいなかった頃、私には憧れの職業が3つありました。

「通訳」、「調香師」と「ツアコン」。

前の2つは、実は今でも憧れていて、「たとえ何年かかってもいつかなってやる!」と鼻息はかなり荒いです。その割には、努力を怠っているのは否めませんが。。。

そして、「ツアコン」。

これについては、今や完全に憧れはなくなりました。

根性なしの私には無理です。大変すぎです。

先日読んだ、スーパーツアコン貫井由美さんの『愛しのヨーロッパ。爆笑ツアー日記』

これ、本当に笑えて面白かったです。

紀伊国屋Book Webには、

「現役ツアコンだから書ける究極の爆笑ツアー日記!イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル…愛するヨーロッパの地を駆けめぐっての、一読驚嘆・抱腹絶倒のエピソードがテンコ盛り!笑えてためになるツアー日記の決定版」

と紹介されていますが、本当にその通り。

パックツアー派の私は、自分自身の体験から、著者のツアコン由美さんの置かれている状況が容易に想像できるので、ヨーロッパで自分が行ったことのある観光地を思い出しつつ、あまりに面白くて一気に読んでしまいました。

かつて憧れていた頃は、

「海外に何度も行けるし、心細いツアー客から頼りにされて神様みたいにあがめられるし、なんて羨ましい仕事なの!」

と思っていました。

でも、全然違うんです。

あがめられるどころか、理不尽なことで罵詈雑言を浴びせられたり、わがままを言って困らせられたり・・・この仕事、本当に気が休まることがありません。

海外ツアー旅行に参加したことのある方、これから参加しようという方には、本当に楽しめて参考になる1冊なのでお勧めです。

薄々気付いてはいましたが、この本を読んで、「やっぱりツアコンにならなくて良かった」とシミジミ。