今度こそ、漢字の習得にかなり真剣なポール。
「自分の住所や簡単な漢字くらいは日本人に負けないくらい上手に書きたい!」と意気込む彼が練習用に用意したのは、便箋と筆ペン。
日本人でも、便箋に筆ペンを使って書く・・・というような世代は、恐らく私の両親くらいまでなんじゃないかと思いますが、イギリス人のポールにとっては、「縦書きの用紙に毛筆タッチ」こそ日本語を書いている感じがするらしく、お気にいりのよう。
そういえば、私も横文字を習いたての頃、イギリスの羽ペンにめちゃくちゃ憧れて、必要もないのに、「英語を書くなら羽ペンよね」ととにかく羽ペンにこだわっていたことを思い出しました。
それと同じなんですね。
「何事もまずは形から」。コレ基本。
涼しげな顔で、便箋に筆を操る姿もなかなかのもの。
でも、これを見てびっくり。
私もうっかりしていて言わなかったんだけど、横文字の彼らは、左から右へ書くのが普通のため、右から左に書くという発想がないらしく、縦書きでも左から右に進むんですよね。
ちゃんと教えてあげたので、今は大丈夫。
こちらは自作のカード。
表に「漢字」、裏に「よみがな」を書いているですが、同じ順番に書いて、両面印刷したらしく、内容が逆なのーーー。
本当は、その漢字の真後ろにその読みがあればいいんだけど、左右逆。
ポールはそもそもその漢字がどういう読みかが分からず勉強しているわけで、しばらくはその事実に気付かず、漢字と違う読みを覚えていたのだとか。
ふぅ~っ、危ない、危ない。
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