国際結婚の妻ゆえの悩み。
まったくもって当たり前のことなのですが、それは、「ポールの家族が遠く離れたイギリスにいる」ということ。
日本で平穏に暮らしている分においては、小うるさい姑や小姑が近くにいないというのは、むしろ快適でと~っても気が楽(決してポールの家族がうるさいわけではなく、一般論ね)。
が、しかし、いったん何かが起きると、これがとっても重く心にのしかかってきます。
先日、ポールがイギリスの家族と電話をしていました。
内容がとっても深刻そうだったことと、時差の関係で日本は深夜だったこともあり、私は話の内容を聞くこともなく、先に寝てしまいました。
翌日、思いつめた表情のポールが、
「家族にトラブルが起きた。もしかしたらイギリスにしばらく帰ることになるかもしれない。どのくらいイギリスにいることになるかもわからない。でも、お願いだから自分を信じて欲しい。必ず戻ってくるから、絶対に心配しないで」と言うのです。
心配性の私は、この言葉を聞いただけでもう大パニック。
妻の私にできるのは、ポールを信じていることだけだけど、それから数日間は、「今日、家に帰ってきたら、ポールがいないかも」なんてことが頭の中をグルグル。
いてもたってもいられなくて、仕事が終わったら全速力で帰宅。
玄関でポールの靴を見て、「あ~、良かった~。ポールいる~」。
ポールの姿が見えない時は、パスポートをチェック。
そんな私の取り乱し方を見ていたポール。
数日後、「いろいろ考えたけど、自分が今イギリスに帰ったところで、家族には何の助けにもならないってことがよくわかったんだ。だから、イギリスには行かないよ。安心して」。
本当に本当に心から安堵。。。
ポールはお父さんを早くに亡くしているので、イギリスに残してきた妹と母親が彼を心から必要としているのはよく分かるし、ポールがそんな大黒柱を失った家族を心配するのも当然のこと。
でも、ポールから「イギリスに帰るかも・・・」なんて言葉を聞くと、彼の本国であるがゆえ、「もしかしらた、帰ってこられなくなるかも」っていう嫌な予感に押しつぶされそうになるんです。
世界の距離は縮まったとはいえ、イギリスはやっぱり遠い。。。
コメント
わかりますよ~、すごく。
本当にもう少し近いといいのにね{グズン}
ちょっと日本を経験して、帰国のつもりだった家の旦那は
日本で私に捕まり(笑)帰れなくなってしまいました。
私の親のわがままで日本にいるので・・・
私も日本は離れたくないけど、
いつかは仕方ないな、と覚悟はしてます。
旦那にも同じく故郷はあるわけだし・・・
極端な話をすれば、
「日本で死ぬ」 のはあきらめてる{涙}
国際結婚って、こういうところが大変ですよね(切実)
ひよこさんもやっぱり同じなんでですね。
めちゃくちゃ心強いです。
『極端な話をすれば、
「日本で死ぬ」 のはあきらめてる』
というのは、私も全く同じ。
今は、私のために日本で暮らしているけど、やがては、イギリスに行くことになるな・・・って、具体性は何もないけど、漠然と心の中では思っています。
ポールは、イギリスに行ったら私が孤独に耐えられないんじゃないかって心配しているので、そんなことにならないよう、今から英語を必死で磨いておかなくちゃ。