函館の思い出

96年8月から2000年2月まで4年半にわたって生活していた函館。

会社の転勤で初めて行った土地で、親戚や友人もいなかったため、とにかく寂しくて、会社以外の人脈を広げようと通い始めた英会話スクールで私の生活は一変。

「英語が好き」という志を同じくする気の合う友人がたくさんできて、いつも英会話教室の帰りには近くのスタンディング・バー『ビロングス』(五稜郭ダイエー裏)でワイン片手に深夜まで熱く語り合ったものです。

当時、函館でこんなにおしゃれなスタンディング・バーは珍しかったし、チャージもなくて料金もとってもリーズナブル。

お店のスタッフは全員女性で、なかでも店長のいずみさんがとっても明るくて素敵な、考えられないほど心の広い女性で、仕事でも恋愛でもなんでも相談に乗ってくれていたので、ひとりでもよくいずみさんに話を聞いてもらいたくて通いつめていました。

サーバーから新鮮な地ビールがたくさん味わえます。

外観はこんな感じ。あー、本当に懐かしい。。。

定休日の日曜日以外は、お客さんがいなくなるまで、3時でも4時でも空けていてくれて、週末は観光客や常連さんで足の踏み場もないほど。

家から数分の距離にあり、行けば必ず知っている人がいて、かなりの頻度で通いつめていたので、「ここに住んでるんじゃないの」なんてからかわれていたほどだから、私にとって、函館=「ビロングス」。

そして、ここに生徒数名でレッスン後にポールを飲みに誘ったことがきっかけで、親しくなり、数年後には結婚することになったのだから、「ビロングス」がなかったら今の私とポールの生活はなかったかも。

私の人生を変えてくれたビロングスも、不況のあおりを受けて、残念ながら数年前にクローズしてしまいました。

店長のいずみさんも今は沖縄。

楽しいことも、悲しいことも、全部このお店で起きていた、そんな思い出のバー。

今でもこんな当時の写真(函館の観光ページで発見)なんかを見ると「知ってる人いないかな」なんて覗きこんじゃったりします

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