国際結婚の離婚率は5割と言われ、9割という説もあります。
旦那が外国人で、奥さんが日本人というケースの場合、その多くは、旦那の収入が原因のようです。
もちろん、言葉の問題とか、文化の違いはあります。
ただ、生活となると、最も大きな問題となるのが『収入』。
日本で結婚し生活することになった外国人が、収入を得ることができるのは、英語圏のひとならば、英会話講師の仕事か、あるいはバーテンダーくらいなもの。
毎年給料が上がるということもなければ、ボーナスもなし。
そんな状況なので、外国人の旦那に、日本人と同じような安定雇用・安定収入を望むのは、かなり無理なお話なのです。
私も独身の頃は、いわゆる『玉の輿』を夢見なかったわけじゃないし、医者と結婚して毎日エステ三昧、毎晩着飾ってパーティー、それこそ女の幸せ、みたいに思っていたこともありました。
でも、愛があれば(結構テレル)、収入なんて関係ない。
自分が働けばいいんです。日本人なんですもの。そのほうが何かと有利。
ポールと結婚する前、一度ささいなことから、お金のことで大喧嘩をしたことが。
わかりやすくというと、「男なんだから、もっと稼げ!」(本当はもっとずっとやわらかい言い方ですよ)という私に対し、ポールははっきりと、「自分はこれでも精一杯やっている。精一杯頑張っているのに、それでも、これ以上求められるなら、もうやっていけない」。
その言葉を聞いて、私は本当に目が覚めました。
外国暮らしはそれだけでいろんな苦労があるもの。
以来、すっかり寛大な妻になりました。
できるだけ、ポールにストレスをかけないような生活を、これでも私なりに心がけています(実際は、私が彼にかなりストレスを与えていることは、ポールの生徒さんならご存知のはずですが)。
何があっても日本にいる限りは私がポールを守る、その代わり、イギリスにいった時はよろしくね、っていう感じです。
「旦那に甘すぎる」って指摘されるかもしれませんし、あまりうまく表現できませんが、国際結婚の場合、本国に住んでいてストレス負荷の少ない側の方が、相手を気遣い、相手に合わせることこそ必要なことなんじゃないかと思っています。
コメント
これから結婚する私たちにとって一番の悩みの種は、
やっぱり「収入について」です。
でも日本だと私も仕事を続けられますし、
「愛があれば」大丈夫ですよね<色:#ff0066>♪色>
「フェア」と「リスペクト」についても同感です。
彼には「夫婦は常に50/50でなければいけない」と
言われました。(まだ夫婦ではありませんが…)
私は彼を尊敬してますし、彼も私を尊敬してくれています。
私は結構気が短い方なんですが・・・。
私も「寛大な妻」になれるように頑張ります{汗}
ですよね~。やはり、不安定。水ものってかんじ。
先月も生徒さんの転勤なんかが重なって、一瞬あせりました。
今はのん気に不定期アルバイトなんて身分のわたしですが
やばくなったら直ちに看護師へ復活です!
でも、大事なものは、違うところにありますもんね{ラブラブ}
そう思えるわたし達は幸せなんでしょうね☆
旦那にストレスをかけないように・・・・
うっ、耳が痛いです{汗}
>Penさん、ひよこさん
お互い、イギリス人を旦那(未来の旦那)に持つもの同士、分かり合えるところが多々あると思うと、とっても心強いです。
そう、収入はそりゃもちろん大きな問題ですが、この結婚生活の意義は違うところにありますよ、間違いなく。
日本人的『義理・人情』が通じない相手なだけに、愛こそ全て{ハート}。そこに愛がなくなれば、悲惨な状況になることは目に見えていますよね。
イギリス人との結婚生活を続けるキーワードは、やっぱり『フェア』と『リスペクト』!
夫婦でこのスタンスさえ崩さなければ、一生幸せなはず{晴}
国際結婚の離婚率UPに加担しないように頑張りましょうね!
eri-ponさま 私の連れ合いもイギリス人です。
お気持ち、よくわかります。旦那さんに甘過ぎるとは思いません。
私の場合はロンドン住まいなので、状況が少し違います。でも、むしろポールさんの気持ちがわかる気がします。とにかく、孤独です。新聞読んでもわからないし(てか、辞書ひきひきではらちがあかない)TVつけても100%ニュースが飛び込んでくることなんてないです。現地の友だちもなかなか作れない。(外国人ならつたない英語同士で付き合いができますが)
ポールさんは日本に住んでくれるだけでえらい! 差し引いて考えないとね。うちの相方は日本に住む気なんてぜーんぜんありません。英国好きな私がなんとかついていっているけど、老後のことを考えるとぞっとします。幸い(?)彼がひと回り上なので、死に別れたら日本に帰ります、断固。ちなみに彼は元公務員で退職し、高額年金をもらっているので経済的なことは大丈夫です。私も働いているし。でもお金の問題は主原因ではないと思います。