単身赴任

今日は、以前の部署でお世話になり、来月東京に転勤することになった先輩の送別会。

先輩の転勤話を聞きながら、「自分が転勤することになったら、一体私たちはどうなるんだろう」と近い将来のことで頭が一杯に。

サラリーマンだからこそ、転勤命令は絶対。

転勤拒否することは、会社勤めをする者としては、絶対にしてはいけないことだと思うし、転勤が嫌なら、最初からそんな会社は選んじゃダメ。

親も転勤族だったことに加えて、新入社員の頃は、見知らぬ土地で生活することにワクワクしていて、転勤にはなんの抵抗もなし。

転勤があったからこそ、函館でポールに出会うことができて今があるわけで、転勤そのものは否定するわけではないし、感謝こそしています。

社会人として、あるいは人として幅を広げるにはもってこいのシステムだとも思ったりするわけです。

でも、でも、今は?!

東京に転勤?!なんてことになったら、この結婚生活は一体どうなるの?

日本で生活する以上、私が生活を支えていかなければならないと覚悟しているので、転勤になっても会社を辞めることは絶対に無理。

ということは、つまり単身赴任。

賃貸のアパート暮らしのときならまだしも、家を買い、ポールが自分の教室を運営している今となっては、やむを得ない選択となるでしょう。

イギリスでも、もちろん単身赴任はありますが、日本ほど一般的ではないし、家族第一の彼らにとって、単身赴任は、本人はもちろん、会社にとって何のメリットもなし。

「家庭がうまく行ってこそ、仕事がある」という認識で、単身赴任は全くナンセンスというのが彼らの考え方。

一方、日本では、「単身赴任を喜ぶ夫婦」の話をよく見聞きします。

旦那さんは、勤務地で独身気分を味わいつつノビノビ、一方の奥さんの方も、旦那さんの世話から開放されてゆったり。

私たち夫婦は、日本とイギリスのミックスなわけで、社会システムについても、大きな違いがあるからこそ、理解しあわなければならないところもあると思っています。

ポールも結局は、単身赴任にも理解を示してくれることでしょう。

ただ、共通している考えは、

「結婚生活は、一緒にいてナンボ」だということ。

「泣く泣く」単身赴任することはあっても、「喜んで」離れて住むことは絶対にないような関係でいたいものです。

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