水曜夜10時は、FOXチャンネルの『アメリカン・アイドル』。
前にもブログで1度紹介しましたが、これ、本当にすごい番組なんです。
アメリカで脅威の視聴率をはじき出した視聴者参加型公開オーディション番組で、一度見始めるとすっかり病みつきになります。
歌のうまさ、パフォーマンス、素人とは思えない人たちばかり。
彼らの自己表現のうまさ、自己主張の強さも見るべき価値ありです。
今の放送は、第5シリーズの再放送なので、ポールと私は、誰が優勝したかすでにわかっているのだけど、それでもやっぱり見てしまい、1曲終わるごとに、あーだ、こーだと素人批評して楽しんでいます。
毎回、選曲のテーマが決められていて、本日のテーマは、ポールが大好きな『Queen(クイーン)』。
そして、何より面白いのは、審査員でイギリス人プロデューサーの辛口批評家サイモンのコメント。
今日もすごかったです。
一生懸命歌い終えたファイナリスト達に、
「ひどすぎる」、「奇妙だ」、「『死霊のはらわた』かと思った」、「酔っ払いのカラオケみたいだ」・・・・と次々に酷評を浴びせます。
あげく、彼のイギリス・アクセントについて、ファイナリストのひとりに
「訛りがひどくて、彼が何を言ってるかわからないの。。。」などと反撃される始末。
「あなたらしさが出ていない」、
「君の力があれば、もっとできるはず」、
「選曲はよくなかったけど、歌唱力はピカイチだ」、
などなど、必ず相手を気遣った前向きなコメントをしている他の2人のアメリカ人審査員とは大違い。
正直がモットーのサイモン、なんと3年間で出演契約料が54億円なのだそう。
それを聞くと、あの意地悪なコメントもわざと・・・なのかも。
そうとわかっていても、審査員を見ているだけで、アメリカ人とイギリス人の、英語の発音の違い、表現の仕方の違いを知ることができるので、英語を勉強中の人に、特にどちらの国に留学するか迷っている人には、お奨めの番組です。
コメント