テロとの闘い

昨日の夜から今朝にかけての、『ロンドンでテロ未遂事件』の大ニュース。

『大勢の命を奪うことを狙い、英国発米国行きの数機の航空機を飛行中に爆破する計画だった』

とされるこのテロ未遂事件の影響で、ヒースロー空港は大混乱の模様。

欧州の玄関口のひとつであり旅客数世界一を誇るこの空港は、イギリス人のポールのみならず、私にとっても、海外の空港の中で一番利用回数の多い馴染みのある空港。

大騒ぎしている私の横で、ポールはといえば、テロにはもうすっかり慣れっこ。

驚きもせず、「またか」といった表情でため息。

今回、テロを未然に防ぐことができたのも、これまでの不幸な経験から。

『イギリスのテロ対策は万全』ということを世界に知らしめたことになるし、防げて本当によかった。

2年前の夏、ヒースロー空港で、帰国の便を待っていたときのこと。

空港内の軽食スタンドに立ち寄ろうとしたとき、カウンターの下に、黒いリュックサックがひとつ置いてありました。

私は、「誰か、持っていくの忘れたのかな?」くらいに思ってそこに並ぼうとしたのですが、だんだんと周囲がザワザワしはじめてきたのに気がつきました。

そのうち、みんなだんだんと足早にカウンター=リュックの置いてある場所から離れて行きはじめたな、と思ったのと同時に、ポールが私の腕をものすごい力で引っ張り、「早く、早く」と急いでその場を離れようとしたのです。

気になって、振り返ろうとすると、

「いいから、振り向くな!」と低い声で、でも厳しい命令口調で私に言いました。

あの時の、彼の恐い顔は今でもはっきりと覚えています。

訳も分からず、その場から急いで離れたのですが、後になって、「リュックの中に爆発物が入っているかもしれない」とあの場にいた誰もが思っていたのだとわかりました。

常にテロを疑い、警戒している様子を見て、イギリス人にとって、テロが身近な存在だということを思い知らされた印象に残る出来事です。

日本なら、爆弾が入っていることなど疑うこともなく、親切な人が「どなたか、リュック忘れてますよ」とでも言ってくれそうなもの。

平和ボケと言われそうだけど、いつまでもそうあって欲しいと願います。

“テロとの闘い” への2件の返信

  1.  eri-ponさん、こんにちは。今日も甥っ子ちゃんは元気ですよ。
    昨日、一年に一度の大学同期会がありました。久しぶりに街に出たので、とってもリフレッシュできました!
     さて、テロのことなんですけれど、本当に怖いですよね。ポーリーさんのイギリス行きは予定通りなのですか?くれぐれも気をつけてとお伝えください。平和ボケと言われそうですが、ニュースを見ていても今ひとつテロリストの目的がわからないのです。
    今度、教えてください。 私的には、液体の持ち込みが禁止され、空港で、インタビューに答えていた家族が、夫「(奥さんが)化粧を落とせないと困ってるんですよ。」 妻「不潔な旅になりそうです・・・」と言っていたのに笑ってしまいました。

  2. 大学同期会、良かったね~。母になってる人がほとんどだった?
    そう、テロ恐すぎ。
    ちょうど、「そろそろイギリス里帰りの予定を考えなくちゃ」と思っていたところだったので、焦りました。
    ポールの里帰りは、もうしばらく後になるけど、いずれにしてもヒースローだし、恐いです。
    テロの目的については、日本人は一般的に行って、日常的に宗教を意識していることが少ないので、わかりにくいと思います。
    今度、ポールにじっくり説明してもらってください。
    彼は、かなり詳しいです。

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