私とバブーの間の緊張が最も高まる瞬間。
それは『爪切り』。
フローリングなので、歩くときのカチカチ音が気になり始めたら、それは、要・爪きりのサイン。
ポールにバブーはまだ足の裏が柔らかいから、できるだけ公園内を散歩させるように言われているので、アスファルトの上を歩く時間がほとんどなく爪が削られないため、結構伸びるのが早い。
道路や床の材質、環境に違いがあるのか、イギリスではあまり爪きりは必要ないらしく、ワンコ育てのベテラン、イギリス人ポールも爪きり経験だけはなし。
本を5冊くらい読み漁り、爪きりの方法を頭に叩き込んで、いざ!
爪切りの恐怖を察したのか、怯えた目でこちらを見つめるバブー。
バブーを捕獲して、押さえるのはポール。
爪を切るのは私。
爪切りを見た瞬間、ポールの腕にがっちりホールドされながらも、バタバタと、力の限り暴れまくるバブー。
E : 『危ないから、ちゃんと押さえて!』
P : 『押さえてるよ!嫌がってるんだから早く!手早くやらないとダメだよ。いいから早く!』
E : 『早く、って言ったって、バブーが動くんだもん、切れないよ』。
P : 『何のろのろやってんだよ!あー、もー』
何かとてつもない恐怖を感じるのか、悲鳴のようなかすれた泣き声をあげつつ、一瞬たりともジッとしていないバブー。
あまりの緊張で、初めて使うギロチンタイプの爪きりを持つ手が小刻みに震え、一本切るたびに、私の心臓もドキドキ・バクバク。
私が怖がっているのが伝わるから、バブーも怖いんだ・・・。
止血剤も用意してるし、万一失敗して切りすぎても、大丈夫。
でも、でも、できない。
とにかく焦りまくって大パニック。
なんで、こんなか弱い子犬の爪きりごときで大の大人が2人も慌てふためいているのか・・・。
傍から見ると、かなりアホっぽい。
それでも、なんとかかんとか、かなり雑だけど、後ろ足はオッケー。
でも、前足は。。。
さすがにできない。
だって、バブーがものすごい勢いで噛み付こうとして暴れるんだもの。
ポールも私も、ついに断念。
E : 『無理だね』。
P : 『うん』。
2人ともぐったり。
ということで、今回は已む無くプロにお任せ。
近くのトリミングサロンに爪切りをお願いすることに。
爪切りだけだと客として申し訳ないので、シャンプーと部分カットも追加。
そして、待つこと1時間。
爪も短くなって、真っ白でふわふわのバブーが登場。
耳に青い飾りなんかつけてもらっちゃって、なんだか、とっても女の子らしくってキュート。
このしおらしい姿。
さっきまで絶叫してた気狂いバブーと同じとは思えない。。。
何かの本に、『爪切りができないのは、飼い主として失格』って書いてたっけ。
ダメだ。こんなんじゃ。。。
お願いバブー、爪、切らせて。。。
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コメント
みみもツメきりにはかなり苦戦しました!!!!
赤ちゃんのときから練習してたんですけどとにかく
なにかで気を紛らわしていました。ポチは金属が
スキなのでネックレスをつけて台にのせて切ってました
けどそんなことしてたらネックレスが毎回壊れるので
今はもう抱っこしながら切ってます♪なれますよ♪
けっこう疲れちゃいますよねー。がんばってください!
>みみさん
抱っこしながら、爪きり。。。みみさん、うらやましいです。
今の状況を考えると夢の世界。
ギロチン・タイプの爪切りが使い慣れていないから難しいのかと思って、自分の爪切りを使ってみましたが、それでもダメでした。
ここであきらめちゃだめですよね。
飼い主として。
獣医さんにも『これは躾のひとつなので、しっかり飼い主さんがやってください』って言われました。
数週間後、多少の流血覚悟で、またトライしてみます。