パリでお散歩⑮ドア(最終回)

お正月休みに、念願の真冬のパリ旅行をしてから、ずっと続けてきた『パリでお散歩』日記。

もっともっと書きたいことはあるけれど、もうかれこれ一ヶ月。

もうそろそろ終わりにしないと・・・

いつまでも旅行気分じゃいられない。

『国際結婚』でも、『真っ白ワンコ』でもないパリ日記にも関わらず、お付き合いいただいたみなさま、本当にありがとうございました。

今回のパリ旅行、とにかく気分は、ず~っと、こ~んな感じだっだのです。

私の大好きな『SATC』の1シーン(『HBO』HPから)。

でも、今回もまた同じことを感じた。

「パリは相変わらず私の前に重い扉を閉ざしている」。

なぜか、他の国を旅行していてもこう感じることはないのに、パリだと不思議と感じる。

きっと、あまりに憧れの気持ちが強いからなんだと思う。

フランス語も、フランスについての知識もまだまだ不十分。

この街に来たいと思うなら、もっともっと勉強してから出直しなさい。

そう言われているような気がする。

次回は、ほんの少しだけドアを開けてもらって、もっと中を覗いてみたい。

人々の暮らしをもっともっと知りたい。

でも、パリはそう甘くはない。

この扉のように、扉の向こうには、きっとまた別の扉があるはず。

もっともっと覗いてみたい、もっともっと知りたい、そう思わせてくれる。

だから、多くの人を魅了してやまないのかもしれない。

だから、また来ることを心に誓うのかもしれない。

来年もまたきっと『パリでお散歩2008』を書くことになりそう。

明日から2月。

現実逃避は1月で終わり。

登場回数の激減を嘆くポールとバブーのためにも、そろそろ『国際結婚ダイアリー&真っ白ワンコのバブー』に戻らねば

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パリでお散歩⑭カフェ

今回の旅行の目的のひとつが、『カフェ』。

パリは今回で4度目だけど、今までは、ゆっくりカフェでお茶する余裕がないようなあわただしい旅行ばっかりだった。

短い滞在日数で、あっちもこっちも見ようとするんじゃ仕方ないけど、とにかく、いつも時間に追われていたような気がする。

ルーブル、オルセー、オランジュリー・・・、美術館を回るだけで何日もかけたり、ヴェルサイユやモン・サン・ミッシェルまで足を伸ばしたり。

でも、今回は、これまでの経験から、自分には絵画や彫刻を楽しむ芸術感覚がまるっきりないってことがわかってるから美術館はパス。

ヴェルサイユやモン・サン・ミッシェルに行くには時間もないし、美しい庭の緑や景色を堪能できない冬は魅力が半減するので、そちらもパス。

ってことで、完全にパリの街歩きメイン。

ゆっくりカフェでお茶する時間もたっぷり。

ミーハーって言われようが何だろうが、ずっと前から絶対に行きたかったのが、サン・ジェルマン・デ・プレにある2つの老舗カフェ、

『レ・ドゥ・マゴ』と

『カフェ・ド・フロール』。

かつて、サルトルやヴォーヴォワール、ピカソにマン・レイ、ヘミングウェイやボリス・ヴィアン達の溜まり場となっていたという歴史あるカフェ。

地下鉄駅のすぐ側に並んで建つこの2つ。

どちらにしようかさんざん悩んだあげく、『カフェ・ド・フロール』に決定。

激混みの店内にやっとの思いで入りこんで、テーブルを動かさないと座れないほどの席をようやくゲット

世界中からの観光客やパリっ子たちがギューギューに押し込められた店内で、高揚した気分で思わずオーダーしてしまったのが、『ホット・ワイン』。

お酒に弱くて、すぐに顔が真っ赤になるワタクシ。

ゆっくり「お茶」をするはずだったのに、よっぽど嬉しい気分だったのか、よせばいいのに、アルコール。

ただでさえアルコールに強いヨーロッパの人たちの中で、あんな夕暮れ時の早い時間に、赤い顔して歩いている人なんていやしない。

「やっちゃったー」な瞬間だったけど、今となっては楽しい思い出。

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春を待ちわびて

先週も、ポールの生徒さんたちからお祝いのお花をいただいた。

とっても可愛らしいピンクのチューリップの花束。

これをひとつリビングに飾っただけで、一気に部屋が春めいて明るくなった。

そして、『ヒヤシンス』も。

『ヒヤシンス』といえば、小学校のとき、理科の実験で育てたことがあるような気がする。

でも、それ以外の記憶は一切なし。

いったいどんな花が咲くのかと楽しみにしていたら、数日後、真っ白できれいな花が一気に咲いた。

本当に本当に可愛くてきれい。

お花が部屋にある生活っていいな、ってつくづく。

ポールもたまには妻に花束でも買ってきてくれればいいのに(欧米の人って、そういうこと普通によくやるんじゃないの?)、って心の中で思うけど、これについては、以前何かの時にポールから言い訳とも取れる説明が。

「時々、花を買って帰ろうかな、って思うことがあるんだよね。でも、すぐに枯れちゃう花より、もっと実用的なものを買った方がいいんじゃないかと思って、結局はやめちゃうんだよ。現実的なんだよね。ロマンチストじゃなくてごめんね」だそーな。

わからなくはないけど、女性にとって、やっぱりお花をもらうっていうのは特別な気がする。

高価な時計をもらうより、ささやかな花束の方がうれしさの記憶に残るってこともありだもの。

花のことを考えていたら、だんだん春が待ち遠しくなってきた。

今日のお散歩で神社に立ち寄ったときに、ずらっと並んでいた絵馬。

絵馬にこめられた願いが叶うのも春。

これを書いた人たちも春を待ち望んでいるんだろうな。

バブーもきっと、草原が懐かしいはず

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ちゃっかりバブー

今日、夕方に公園に行くと、とってもファッショナブルなトイプードルの『ぷーちゃん』がやってきた。

レッグウォーマーにヘアバンドまでして完全装備。

超ビビリのバブー。

キャンキャンうるさいトイプードルは苦手だけど気になる存在ではあるらしい。

知らん振りして、じわじわとにじり寄る両者。

だけど、なかなか『あそぼー』って言えないシャイなバブー。

その後も続々とワンコが公園に訪れ、気がつくとドッグラン状態。

人見知り、というか、犬見知りするバブーは、ここまでワンコが多くなると、足がすくんで動けなくなってしまう。

私の側を離れようとせず、遠巻きに様子をながめるバブー。

なのに、一瞬目を離したすきにいなくなった。

「あれ、バブーどこ行っちゃたの?」と思ったら、

他のワンコの飼い主さんがおやつをあげてるところに、ちゃっかり並んでアピールしてる

食べ物をもらうときだけ、大きなワンコの隣に平気で並ぶなんて、なんて奴だ

そんなことをして遊んでいたら、あっという間に公園が暗くなってきた。

ぽつり、ぽつり、遠くの外灯もつき始めた。

真っ暗になる前にもう一回りしてから帰ろう。

人影もワンコの姿も見えなくなって、シーンと静まり返った公園。

聞こえるのは、バブーと私の歩く音だけ。

ちょっと寂しいけど、夕方の公園散歩もなかなか悪くない。

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パリでお散歩⑬魅せるショップ

パリの街歩きが全く人を飽きさせない大きな要素のひとつが見た目に美しいショップの数々。

お店の外観もディスプレイも本当によく考えて作られているので、ちょっと覗いてみたくなるお店があちらこちらに。


街並みに実に見事に溶け込んでいるし、歩くときに邪魔な立て看板やうるさすぎる宣伝広告は一切なし。

華やかで夢いっぱいのディスプレイ。


チョコレートだって、メレンゲのお菓子だって、ご覧のとおり。


お花屋さんの見事なフラワー・アレンジメント。

ブライダル専門店でもなんでもない、普通の街角のお花屋さんなのにこの華やかさ。

通りの反対側にあった『IKEBANA DECO』。

店内に見える『招き猫』と店名から、間違いなく『和』のお店。

真剣に覗き込む3人組が、なんだかとっても微笑ましい。

「興味ある?」。

『魅せるショップ』に、とにかく女心はやられっぱなし。

日本とは、『美観に対する意識』や『美的センス』が違うと思い知らされる。

いつもスカパーで見ているフランスの超人気刑事ドラマ『ジュリー・レスコー』。

その中で、ひき逃げ事件が発生したとき、「この場所は事故が多いから、前から信号を設置するようにってずっと言い続けているのに、市は美観のことばかり気にして設置してくれようとしないの」っていう近くの住人のセリフがあった。

観光地ならともかく、普通ののんびりした田舎町。

なのに美観の話が出るなんて、と変に感心したのを覚えている。

私にとっては、この美しさが非日常的でなんともいえない魅力になっているけど、こういうエピソードが作られるってことは、美観にこだわりすぎることを忌々しく思っているフランス人も意外と多いってことなのかも。

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東京出張

昨日から1泊2日で、今年初の東京出張。

午後から大きな会議に出席して、夜は会社の人たちとの懇親会。

懇親会の場所が中華料理店だったので、調子に乗って紹興酒と赤ワインをちゃんぽんでしこたま飲んで、1次会の終わり頃にはすでにヘベレケ、ヨレヨレ・・・。

せっかくの東京の夜を心ゆくまで満喫したいとことろだったけど、直前に飲んだイギリス製の強烈な風邪薬の影響のせいか、立ち上がった途端に意識朦朧。

無念!痛恨のリタイアでホテルへ直行。

今回のお宿は、飯田橋のホテル『メトロポリタンエドモント』。

調度品や至るところに置いてあるフラワー・アレンジがとっても素敵で大好きなホテルのひとつ。

おまけに今回は、チェックインの時、『広めのお部屋をご用意させていただきました』ですって!

『やった!ツインのシングル・ユース!』。

喜んで興奮したせいか、またしても吐き気に見舞われたりしながら、なんとか部屋に到着。

『広~い!素敵!』

東京のホテルでは、がっかりすることはあっても、ハッピーになることはあまりない。

値段の割にショボかったり・・・。

でも、ここは大丈夫。

さすがに夜はそのままベッドにもぐりこんで「お休みなさい」だったけど、朝は充実。

バブーに鍛えられてすっかり早起きになった私。

朝はホテル・ステイに気合充分。

だって、ここ、ジャグジーがあるんだもの!

パリで調達してきた海草のバス・ソルトを入れて、自前『タラソ・テラピー』で解毒よ、解毒

このブクブク、家にも欲しい~。

きっと、数年後には、新築マンションの標準装備になってたりするんだろうな~。

そして、何より嬉しい『和定食』。

パンとコーヒーもいいけど、日本人ですもの、やっぱりたまにはこうでなくちゃね。

そして、お昼休みには、世界一の本の街『神田神保町』をブラブラ。

かなり大きな洋書専門店も発見。

この素敵な装丁の本たちに目が釘付け。

25巻セットでお値段145,000円。

こういう本がリビングにずらっと並んでいたら素敵だろうな。。。

なんてことを考えながら会場に戻って受けた午後の『経営分析セミナー』。

むむっ、難しい。

貸借対照表に損益計算書・・・。

常にどんぶり勘定で、いまだ家計簿すらつけたことのない私には、本当に難解以外の何ものでもない専門用語に財務諸表の数々。

社会人になって10年以上なのに、知らないことが多すぎて泣けてくる。

こういうものもサクサク読めるようにならないといかんね。。。

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『赤い指』

出張の飛行機待ちで、一冊の本を読んだ。

東野 圭吾著『赤い指』

「早く帰ってきてほしいんだけど」。
前原昭夫が、妻から切羽つまった様子の電話を受けたのは、金曜の夕方だった。重い気持ちで家に帰ると、庭に幼い少女の遺体が。部屋に閉じこもる息子のやったことなのか。
事件と向き合うことで昭夫は、家族と向き合うことになるが──。(講談社BOOK倶楽部より)

ミステリーというよりも、「家族」について深く考えさせられる物語だった。

引きこもりの息子。

対立する嫁と姑。

家族の揉め事から逃げる父親。

そんな中で起きた少女の殺人事件。

殺したのは14歳の長男。

でも、そのことだけは絶対に世間に知られたくないと懇願する妻の頼みに、自ら死体を公園に運び遺棄する父親。

「息子だけはなんとしても守りたい-」、その強い思いが、人として絶対にあってはいけない方向へと2人を向かわせる。

警察に追い詰められ、「少女を殺したのは、認知症の母親(姑)」というストーリーを作り上げる。

・・・ここまで読んで、ものすごく暗い気持ちになった。

この両親、本当におかしい、ひどい、ひどすぎる。

いくら息子のためとはいえ、どうしてこんな発想になるんだろう。

自分を育ててくれた親なのに。

人間って、こんなにも醜いものなんだろうか。

良心のかけらもない。

ハラハラというより、イライラしながら読み進めた。

そして、ラスト。

認知症だと思っていた母親が、実は認知症ではなく、ぼけたフリをしていただけだったのだ。

幸せとはほど遠い息子一家との生活の中で、自分だけの世界に住みたかった母親の作戦、生きる術。

実の息子が、自分に罪をかぶせようとしていることも、すべて、何もかも分かっていた。

「家族の闇」、「孤独な愛情」・・・。

引きこもり、少年犯罪、幼女性愛、認知症、隠蔽工作・・・。

毎日のようにニュースで目にする現在の社会や家族の問題がさまざまに絡みあった作品で読み応えがあった。

東野作品ははじめてだったけど、いろいろ読んでみたくなった。

今週末は読書に決まり。

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立ち寝

飼い主に似て、いつでもどこでもすぐに眠れるバブー。

お腹をやさしくマッサージされたら、いつも速攻でスヤスヤモード。

ポールがこのポジションでバブーをお腹に乗せたら、大好きなマッサージ・タイム。

『ムムッ・・・、気持ちいい

『立ち寝だって、得意だもんね

でも、あまりに気持ちいいと、1分もしないうちにダラーッ。。。

爆睡

羨ましいくらいスヤスヤ気持ち良さそうに眠るバブー。

可愛そうなのは、バブーが寝てしまって身動きがとれなくなっているポール。

でも、バブーのためならなんのその

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パリでお散歩⑫モンマルトルの丘

パリの北に位置するモンマルトルの丘。

ヒールじゃ絶対に歩けない、『靴を食べる』石畳が続く路地。

私がパリの中で一番好きな場所は、もしかしたらここかもしれない。

昔から芸術家の住む場所として有名なこの丘には、今も絵描きさんたちがいっぱい。


心臓破りの坂を上ってやっとたどり着いた丘からの景色は、どこを切り取っても美しかった。



振り返ると、白亜のサクレ・クール寺院がひょっこり顔を出していた。

見下ろしても、見上げても、うっとりしてしまう街並み。

丘を降りるまで、思わず何度も振り返ってしまう。

最後の階段を降りて見上げたビルの谷間の空。

白と黒のコントラストと、冬のパリらしくない青い空が印象的だった。

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雪球犬

今日も、朝から元気に公園散歩。

元気が有り余っているバブーは、ひたすら公園内を大爆走。

雪が深いところだって、まったく関係なし。

そして、それでも物足りないバブー。

雪の中に頭から突進して行くのが大好き

全身に雪球がいっぱいつくから本当に止めてほしいけど、ハイパーなバブーは誰も止められない。

そして、雪の中からやっと出てきたかと思ったら、今度は上を見上げたまま動かない。

視線の先にいるのは、鳥さん達。

『食べた~い

じゃなくて、

『かわい~い

って、見てるんだよね。

本当にヤレヤレ。。。

そして、さんざん雪の中を遊びまわったバブー。

最後は、こんな姿になって目も見えない。

もはや、これはバブーではない。

ただの雪球犬。

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