パリの街歩きが全く人を飽きさせない大きな要素のひとつが見た目に美しいショップの数々。
お店の外観もディスプレイも本当によく考えて作られているので、ちょっと覗いてみたくなるお店があちらこちらに。
街並みに実に見事に溶け込んでいるし、歩くときに邪魔な立て看板やうるさすぎる宣伝広告は一切なし。
華やかで夢いっぱいのディスプレイ。
チョコレートだって、メレンゲのお菓子だって、ご覧のとおり。
お花屋さんの見事なフラワー・アレンジメント。
ブライダル専門店でもなんでもない、普通の街角のお花屋さんなのにこの華やかさ。
通りの反対側にあった『IKEBANA DECO』。
店内に見える『招き猫』と店名から、間違いなく『和』のお店。
真剣に覗き込む3人組が、なんだかとっても微笑ましい。
「興味ある?」。
『魅せるショップ』に、とにかく女心はやられっぱなし。
日本とは、『美観に対する意識』や『美的センス』が違うと思い知らされる。
いつもスカパーで見ているフランスの超人気刑事ドラマ『ジュリー・レスコー』。
その中で、ひき逃げ事件が発生したとき、「この場所は事故が多いから、前から信号を設置するようにってずっと言い続けているのに、市は美観のことばかり気にして設置してくれようとしないの」っていう近くの住人のセリフがあった。
観光地ならともかく、普通ののんびりした田舎町。
なのに美観の話が出るなんて、と変に感心したのを覚えている。
私にとっては、この美しさが非日常的でなんともいえない魅力になっているけど、こういうエピソードが作られるってことは、美観にこだわりすぎることを忌々しく思っているフランス人も意外と多いってことなのかも。
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