パリでお散歩⑭カフェ

今回の旅行の目的のひとつが、『カフェ』。

パリは今回で4度目だけど、今までは、ゆっくりカフェでお茶する余裕がないようなあわただしい旅行ばっかりだった。

短い滞在日数で、あっちもこっちも見ようとするんじゃ仕方ないけど、とにかく、いつも時間に追われていたような気がする。

ルーブル、オルセー、オランジュリー・・・、美術館を回るだけで何日もかけたり、ヴェルサイユやモン・サン・ミッシェルまで足を伸ばしたり。

でも、今回は、これまでの経験から、自分には絵画や彫刻を楽しむ芸術感覚がまるっきりないってことがわかってるから美術館はパス。

ヴェルサイユやモン・サン・ミッシェルに行くには時間もないし、美しい庭の緑や景色を堪能できない冬は魅力が半減するので、そちらもパス。

ってことで、完全にパリの街歩きメイン。

ゆっくりカフェでお茶する時間もたっぷり。

ミーハーって言われようが何だろうが、ずっと前から絶対に行きたかったのが、サン・ジェルマン・デ・プレにある2つの老舗カフェ、

『レ・ドゥ・マゴ』と

『カフェ・ド・フロール』。

かつて、サルトルやヴォーヴォワール、ピカソにマン・レイ、ヘミングウェイやボリス・ヴィアン達の溜まり場となっていたという歴史あるカフェ。

地下鉄駅のすぐ側に並んで建つこの2つ。

どちらにしようかさんざん悩んだあげく、『カフェ・ド・フロール』に決定。

激混みの店内にやっとの思いで入りこんで、テーブルを動かさないと座れないほどの席をようやくゲット。

世界中からの観光客やパリっ子たちがギューギューに押し込められた店内で、高揚した気分で思わずオーダーしてしまったのが、『ホット・ワイン』。

お酒に弱くて、すぐに顔が真っ赤になるワタクシ。

ゆっくり「お茶」をするはずだったのに、よっぽど嬉しい気分だったのか、よせばいいのに、アルコール。

ただでさえアルコールに強いヨーロッパの人たちの中で、あんな夕暮れ時の早い時間に、赤い顔して歩いている人なんていやしない。

「やっちゃったー」な瞬間だったけど、今となっては楽しい思い出。

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