ヨーロッパのホテル事情

恐らくイギリスやフランスに限ったことではないと思うけど、ヨーロッパと日本で大きく違うのがホテルの宿泊代や部屋タイプの認識。

ヨーロッパでは、ホテルの宿泊代金はいわゆる「ルームチャージ」。

一部屋いくらというのが一般的で、日本と違って、宿泊代は1人でも2人でも同じ。

部屋タイプが『ツイン』というのも、日本では絶対にベッドが2台あるけど、ヨーロッパの場合は、『定員2名の部屋』という意味であって、キングサイズのベッド1台の場合と、シングルサイズもしくはクイーンサイズのベッドが2台ある部屋とが混在。

ヨーロッパの場合は、旅行の単位がカップルというのが一般的なので、たとえベッドが2台あっても限りなくくっついてる。

上の写真は、先月のパリ旅行で滞在したホテル。

今回もチェック・インの時、部屋タイプの希望を聞かれて、「ダブルだったら、すぐに用意できるけど、ツインだったら、午後まで待ってもらわないとならないけど、どうする?」なんて聞かれて、いくら大好きなトモコさんと旅行しているとはいえ、ダブルはさすがにためらわれたので、ツインを選択。

・・・で、ツインの部屋がこうだったので、結局ダブルとあんまり変わらなかったかも。

最近ではこういう部屋にもすっかり慣れたけど、最初はびっくり

女同士で旅行していることが多かったので、部屋のドアを開けた瞬間、一見ダブルベッドのように見える部屋を見て、フロントの人に、レズビアンと間違われたかと思って、赤面

「ダブルベッドになってますっ!」って、慌ててフロントに掛け込んで、「真ん中で離れるようになってるから、くっついているのが嫌だったら、自分たちで離して」なんて、軽くあしらわれたことも。

でも、人間、「慣れ」というのは恐ろしいもので、最初は照れてお互いベッドを少し離したりしていても、そのうち面倒臭くなって、ダブルベッドで一緒に寝ることさえも平気になってくるから不思議。

日本のホテルだと抵抗あるけど、ヨーロッパだと何故か平気。

『郷に入らば郷に従え』の精神。。。

でも、私の情報は、あくまでも格安旅行での話。

部屋そのものが狭小なのだから仕方がない。

そこで、気になるのが一流ホテル。

まさか、「自分たちでベッドを離せ」なんてことはないでしょう。

5つ星のホテルなどは泊まったことはもちろん、調べたこともないので、まったく未知の世界。

モンテーニュ通りを歩いていたとき、偶然前を通りかかったパリの超一流ホテル『プラザ・アテネ』。

サインブックには、ハリウッドの名優や王様が名を連ね、世界屈指のホスピタリティーを誇るというこのホテル。

こういうホテルが常宿だったら(ま、普通ありえないけど)、きっとお届けする『ヨーロッパのホテル事情』はきっとまったく違うものになっていたはず。

『格差』はどこの国にもあるもの。

思い出すのが、数年前、ポールの友人夫婦が日本に旅行に来たときのこと。

ポールから私に与えられたミッションは、ホテルの予約。

彼の希望は、「1泊5千円のホテル」。

日本人の私は、当然「1人5千円」という意味で解釈。

ポールはといえば、「1部屋5千円」という意味で私にオーダー。

東京や京都で、1人5千円はおろか、1部屋5千円の部屋なんてほとんど見つからない。

頑張って頑張って、1人4千5百円のところを見つけて、ポールに「でかした!」と褒めてもらおうと思ったのに、結局、宿泊代の認識が違ったため、高いだの安いだのと、もめたことは言うまでもありません。

文化が異なる以上、共通認識をまず確認する必要があったと2人で深く反省。

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