" Leave my pants alone ! "

英語を話すときに、常に頭を悩ませるのが直訳癖。

中学生の頃からずっと、受験英語や日本の資格試験のために英語を勉強してきた私にとって、この悪癖から抜け出すのがなかなか難しい。

英語の勉強は、常に、日本語⇒英語、または、英語⇒日本語への直訳との闘いだった。

英語の予習では、教科書の英文を、辞書を引きながら全文和訳しては、ノートに日本語できれいに書くのが勉強だと思っていたクチだ。

でも、その癖が今多いに災いしている。

直訳作業が途中に入るために、英語だとテンポ良く会話ができない。

タイミングが必ずずれる。

そんな私の癖を分かっているポールだけならまだしも、ポールの故郷で、親戚や友人たちに囲まれたら、話していることは分かっても、同じテンポで会話に入っていくことなど不可能に近い。

さすがに話していることは大体わかるので、テーマに乗り遅れることはないけど、話を振られても、イエスとかノーとか、その程度の答えしかできない。

私の語学力を知らない人には、愛想の悪い嫌な奴か、かなり愚鈍な奴と思われるだろうことは否めない。

そんな場面に遭遇するたびに、無力感に苛まれうなだれてしまう。

「英語を使うときは、英語で考えるように!」。

これは、ポールにも他の先生たちにも、耳にタコができるほど言われてきた。

言いたいことはよく分かる。

でも、それが簡単にはできないから、困る。

家での会話は、ポールは英語、私は日本語。

不思議に聞こえると思うけど、私たちには、一緒に生活していく上で、これが最もお互いストレスが少なく、『言葉の壁』が生まれないスタイルだと分かって、すっかり定着した。

お互い、リスニングの時は、会話の反応速度から言って、お互い母国語への直訳はほとんどする必要がなくなってきているように思う。

話すよりも聞くことの方が、ずっと簡単だ。

でも、ときどき、リスニングの時でさえ、直訳癖が抜けていないことを思い知らされる瞬間がある。

いたずら好きのバブーの最近のお楽しみは、籐のバスケットの中から、ポールの靴下やトランクスを引っ張りだして遊ぶこと。

以前は、1、2枚で諦めていたけど、最近は賢くなって、ほとんど全部持ち出すか、叱られるまで、ひたすらバスケットの中に頭を突っ込んで、洗濯物を引っ張りだして遊んでる。

洗濯したばかりの自分のパンツや靴下に囲まれて、嬉しそうにはしゃいでいるバブーを見たポール。

さすがに怒って、バブーに向かって”Babou ! Leave my pants alone ! “

” Leave me alone ! (放っておいてくれ!)” っていうのは、映画やドラマでよく聞くセリフだし、実際に、ポールと喧嘩したときに言われたこともあるけど、” Leave my pants alone ! “ ってアリ?!

直訳癖が抜けきらず、私にはどうしても、「バブー、オレのパンツを放っておいてくれ!」ってポールが真剣に訴えているように聞こえてしまう。

靴下を持って逃走したバブーには、もちろん

“Babou ! Leave my socks alone ! “

もうダメ、「バブー、オレの靴下放っておいてくれ!」としか聞こえない。

無理やり日本語訳をするとすれば、「オレのパンツに触るな!」とか、「オレの靴下に触るな!」っていう方が、訳としては自然なんだろうけど、” Leave me alone ! (放っておいてよ!)” のインパクトが強すぎて、どうしてもその訳に引っ張られてしまう。

普段は、ポールの英語を日本語に訳してから理解している、ということを忘れて「英語は英語で」理解しているつもりになっていたけど、このやり取りを聞くと笑ってしまうあたり、まだまだ直訳癖が抜けていない。。。

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“" Leave my pants alone ! "” への8件の返信

  1. <太>ぐわぁーーーっ{超びっくり}
    同感{びっくり}同感ですっ{パチパチ}
    英語{超びっくり}
    私も本当に困っています{ダウン}
    こういう問題って彼らにどう伝えたらいいのか
    更に悩んでしまいます{ショック}
    最終的には家の隅で体育座りです(苦笑)

  2. いつもバブーちゃんの写真に癒されて楽しませていただいています{いぬ}
    以前、数回コメントさせて頂きましたmomoです。
    うちの主人もイギリス人、こちらに来て7年目です。
    eri-ponさんの言われている”直訳癖”よ~く分かります・・・汗
    実は、うちも旦那さんが英語、私が日本語を話すんですよ。周りは不思議な顔していますが、これがお互いにストレスを溜めないで生活できる唯一の方法。笑彼が日本語を理解できることに感謝です。
    でも、渡英が近づいているので、英語の勉強もしないといけません・・・汗<色:#666666>

  3. ホント、パンツや靴下がぽつんと置かれているのを
    想像してしまいますね。。。{爆弾}
    こういうのって聞いて初めて「なるほど~、こう言うんだ~」
    って分かりますよね。
    日本人だったら「Don’t …..!」ばかり使いそうですもん。
    ところでバブーちゃんは、英語も日本語も分かって
    いるんでしょうか。{いぬ}

  4. >starsさん
    私も早く、ポールの家族や友人たちの中で、同じスピードで話せるようになりたいと思っています。
    でも、ネイティブスピーカーでないものにとっては、「英語で考えて、英語で話す」なんてこと、そう簡単にできることじゃないですよね。
    いったいいつになったら自由に話せるようになるんだろう、と日々悶々としています{げっ}

  5. >momoさん
    momoさんのお宅も我が家と同じ会話方法なんですね。
    私もポールが日本語を理解できることにとっても感謝しています。
    家での会話が全部英語だったら、きっと細かいニュアンスや本当に言いたいことがうまく表現できなかったり、あるいは面倒臭くなって、だんだん会話が少なくなったりして、いずれにしてもストレスがたまってきていたと思います。
    今はお互い本当に気楽。
    もうすぐ渡英されるんですね。
    イギリスでの生活がはじまったら、日本語環境が激減して、旦那さんが日本語を理解できることに改めて感謝しちゃいそうですね。

  6. >Joyceさん
    実際のやり取りを聞いてはじめて、「あ~、そうか。そういう表現があるんだ!」って気づかされることが多々あります。
    今回も私にとっては聞きなれない言い回しだったので、私が「今のって冗談?本当にそういう風に言うの?」って聞いたら、ポール、きょとんとしてました。
    バブーは、私の言うことよりポールの言うことを聞くので、そこから判断するに、英語使いのようです。ただの力関係かな。

  7. 英語は英語で
    確かに…ですね
    英語をきいたり話すときは
    日本語訳は一切頭に浮かばないです。
    けど一瞬考えると…
    面白い表現て多々あるんでしょうね
    leave my pants alone(笑)
    おもしろいです

  8. >Aliceさん
    英語を話すときは、日本語訳思い浮かべちゃダメなんですよね。
    言葉が違うわけですから。。。
    でも、そうとわかってはいるけど、まだまだ私にはそうなっていない瞬間が。
    こんな表現を聞いて笑っちゃうあたりがまだまだです。

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