金曜日の夜は、会社のアデオス&アデージョな先輩たちと食事。
場所は、すすきのの『Cru(クリュ)』。
雑居ビルの3階にあって、目に付くお店ではないけれど、そのお料理のおいしさから「知る人ぞ知る」タイプのお店。
葡萄酒と焼酎がメインのとっても温かい雰囲気の大人のお店。
横の赤い壁面の棚に、ずらりと並んだワインボトルと焼酎のディスプレイがきらきらしていてとってもきれい。
カウンター席と4人掛けのテーブル席が2つだけの、とっても小さなお店なので、料理のメニューはそんなに豊富じゃないけれど、どれもとっても凝った料理で、サービスのタイミングもよくって居心地がいい。
今回、初めて食べたパテのコロッケ。
外はサクサク、中はしっとりで、大きさといいお味といい、とっても上品。
一緒に行ったアデオスの先輩は、眼光鋭く顔つきもかなり濃く、見た目獰猛な感じなんだけど、そんな見た目とは裏腹に、肉類をまったく受け付けない。
というわけで、メインの料理は、魚と野菜。
いつもは赤ワインが多いけれど、この日は珍しく魚料理に合わせてドイツの白ワインを飲みながら、まったりトーク。
先輩たちとのお酒を飲みながらの話は、本当に勉強になることばかり。
自分がいかに日ごろ能天気に会社員生活を送っているかを思い知らされる。
「へぇ~、そうなんですか」と先輩たちの話を聞きながら、とぼけた顔で繰り返す私に、
「お前も目先のことばっかりじゃなくて、常に将来のことを考えてもう少しズルく仕事しろ」と先輩。
一見、普通のアドバイスのようだけど、キーワードは、『ズルく』。
『ズルく』仕事するって、いったいどういう意味なんだろう。
早いもので、社会人になってからすでに10年以上が過ぎた。
中堅と言われる年代だ。
なのに、まだ先輩のアドバイスの意味するところがよくわからない。
先輩のいう仕事上の『ずるさ』って、どうやって学んでいくんだろう。
そう思って、ずばり聞いてみた。
「そういう仕事の仕方って、どうやって学んできたんですか?『プレジデント』とか相当読み漁ったんですか?」。
そう聞かれて、「俺、そういうの一切読まないから」と答えてくれた先輩の目が呆れてるのを見逃さなかった。
質問自体がバカだ。
結局、4時間以上話しこんで起きながら、そのアドバイスが意味するところをちゃんと理解できないままに店を出た。
人気ブログランキングへ。ココからクリックで応援していただけるととっても嬉しいです。
コメント