いつものお散歩コースを歩いていると、バブーの足がぴたりと止まった。
リードをどんなに引っ張っても、まったく動かない。
視線の先には、真っ黒で大きなわんこ。
バブーは、この大きなわんこのことがどうしても気になるらしい。
近づくわけでもなく、唸るわけでもなく、ただじっと遠くから見つめてる。
公園のすぐ近くに住んでいるこのわんこ。
時々、公園の中で会うけど、ノーリードで、飼い主さんのそばをぴたりとついて歩き、他のお散歩仲間たちからは、『お利口さん』という名前で呼ばれている。
そんなお利口さんだから、バブーにもきっとやさしくしてくれるはず。
勇気を持って、鼻チューしてみればいいのに。
本当にシャイなバブー。
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