バブーを連れて、札幌の郊外にある実家に遊びに行った。
両親の家は、札幌中心部からは、地下鉄とバスを乗り継いで1時間、私たちの家からは車でわずか20分の距離にある。
たったそれだけの違いなのに、景色がまったく違う。
今じゃ、その数がめっきり減ってしまった豪華な鯉のぼりも、このあたりでは、青空を優雅にすいすい泳いでる。
緑が多くて、静かで平和な新興住宅地。
立ち並ぶ家々も、おしゃれで、ヨーロッパにいるみたい。
休日の午後だけあって、多くのお宅でご夫婦がガーデニングにいそしんでいた。
なんとも幸せな光景。
このあたりは、若い夫婦と小さな子供が多い。
のどかなところに住んでいるせいか、子供たちも元気で気さく。
見ず知らずの私たちにも、通りがかりに、「こんにちは」と元気に声をかけてくれる。
こんなのは、本当に久しぶり。
「わんこだ。可愛い!」と声をかけてくれた女の子に飛びついて、すりすりするバブー。
「ここ、私の家なの。覚えておいてね。またわんこと遊びに来てね!」とポールと私に言い残し、おうちに帰っていった。
なんて、可愛い!きっと素敵なお父さんとお母さんがおうちで待っているんでしょうね。
その先には、これから家が立ち並びそうな広大な土地が広がっている。
「ポール、本当はこういうところに住みたかったんじゃない?」と聞くと、
「そうだね。僕はこっちの方が好きだな」。
「でも、通勤大変だよ。1時間はかかるよ」と私。
「東京に比べたら、1時間なんてどうってことないよ。でも、英会話の生徒さんは集まらないから、やっぱりここは無理かな」。
車もほとんど通らなくて、空気もキレイ。
ひところ話題になった「マイナスイオン」が溢れてる感じで、バブーもご機嫌。
「将来、もしイギリスに住むことになったら、ロンドンじゃなくて、絶対、田舎に住もうね」なんて会話も、こういうのどかなところをお散歩していると自然と出てくる。
ゆっくりお散歩していたら、すっかり夕暮れ。
いつまでもお散歩していたいところだけど、そろそろ帰らなくちゃ。
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