批判に強くなる!

今、はまっているテレビ番組のひとつが、FOXチャンネルで放送中の『America’s Next Top Model』のシーズン2(←詳細はタイトルをクリック)。

アメリカ全土から選ばれた12人の女性達が、トップ・モデルを目指して、10週間にわたる合宿を行いながら、モデルとして必要なスキルを身につけつつ、毎週、ふるいにかけられていくというオーディション番組。

オーディション・シーンのみならず、日常生活もすべてカメラに捕らえられているというすさまじい番組。

美しい女たちの、裏側の本音バトルがとにかく面白くって、女性よりもむしろ男性必見。

オーディションの選考場面でも、タイラ・バンクス率いる審査員たちの批判がとにかく痛烈。

普通、というか、日本人なら、面と向かった場合、少なからず遠慮が入ってあそこまでは絶対言えない。

なのに、アメリカ人である彼らは、気持ちいいくらいズバズバこき下ろす。

一方、審査を受け止める側のモデル志願者たちの姿勢もアッパレ。

逆切れしてもいいくらいの批判をされているのに、一部の例外を除き、どんな批判を受けても、大抵は、『OK!』と頷きながら、ちゃんと受け止めている。

この番組を見ていると、いつも、「批判を素直に受け入れるっていうのは、生きていくうえでは、とっても大切なスキルなんだな」、と思う。

なぜなら、その批判は、傍から見ていると正しいことが多くて、批判される部分を修正すれば、その人は絶対に良い方向へ変わると断言できるから。

おちゃらけ番組のように見えるけど、実は結構考えさせられたりするころも多かったりする。

私が今働いている会社の一番大きな人事異動は7月。

なので、この時期になると、社員の多くが人事異動の噂話に夢中。

社員同士が会えば、必ず異動の話。

先日の私と同僚の会話。

「○○さんが、○○部に異動になるらしいよ」

「そうなの?! ○○さんて、ぶっちゃけ、どういう人なの?!」

「普通の人だけど、仕事になるととにかく融通がきかないんだよね」

「そうなんだ」

「そうそう、○○さんは、今度、○○部だって話だよ」

「○○さんは、実際のところ、どう? なんか噂聞いたことある?」

「普通の人だけど、仕事がいっぱいになってくると、パニックになっちゃうタイプらしいんだよね~」。

ここまで話したところで、ふと沈黙。。。

で、同時に2人とも心の中で、「それって、自分のことじゃん!!」と我に返って、

「・・・って、自分たちも言われてるんだよね~」って大爆笑。

人は他人を「融通がきかない」、「逆切れしやすい」と簡単に批判する。

でも、私を含めて、そう批判している人がそのものだったりするケースは多い。

『人の振り見てわが振り直せ』。。。

よっぽど頓珍漢なものじゃない限り、批判は素直に受け入れるに限る。

それが自分のためになるのは間違いない。

そうは言っても、「批判を受け入れる」のは、批判をすることの100倍のエネルギーが必要だ。

『ガラスのハート』じゃいられない。

批判に強くなるのは、生きていく上で、とっても大切だけど、身に付けるのが最も難しいスキルなのかもしれない。

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コメント

  1. CMで見て気になっていたけれどまだ見た事ないです。
    アメリカンアイドルでもそうですが、
    人前(カメラ前)でけなされても、黙り込んだり怒ったり
    しないですよね。
    言い訳する人もたまにいますが、心の中はどうであれ、
    にこっと笑って受け止めるみたいな。
    結局は人間性も見られているんですね。
    インタビューされてもしっかり答えるし、
    それまでテレビに出た事ない素人だったとは思えないです。
    そういうのってやはり環境でしょうかね。
    日本だとこうはいかないような気がします。

  2. >Joyceさん
    この番組、結構面白いんですよ。
    宗教とか人種問題なんかも出てきて、アメリカらしい番組になってます。
    その中に、日本人の母親とアメリカ人の父親を持つエイプリルという女の子がいて、いつもその美しさとモデルとしての資質を審査員から絶賛されているんですが、本人がハーフ・アジアンということに、ものすごいコンプレックスを感じているところが、私としてはとっても興味深く思って見ているんです。
    私もアメリカン・アイドルを見ていて、いつもJoyceさんと同じことを思っています。
    コメントの上手さ、堂々とした振る舞い。。。
    とても素人だったとは思えない。
    両番組とも、自己主張の強さとか、批判に耐える強さとか、感心することがとっても多くて見れば見るほど面白くなってきています。

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