異常だったこの夏の猛暑も峠を越え、朝晩が一気に涼しくなって、すごしやすくなってきた札幌。
早朝の公園は、思いっきり深呼吸したくなるほど、本当にさわやかで気持ちがいい。
公園の緑がまぶしすぎるくらい・・・。
つい昨日まで、本当にそう思っていたはずなのに、今朝、ふと見上げると、木の葉がかすかに色づき初めているのに気がついた。
よくよく周囲を見渡すと、『ななかまど』の実も色付きはじめてる。
『ななかまど』は、北海道でよく見られる樹。
街路樹や家の庭先にもよく植えられていて、秋になると実が熟して真っ赤になる。
雪で真っ白に閉ざされた単調な世界に、真っ赤な実が色鮮やかに美しく映えて、北国の人たちが、この樹を好むのがよくわかる。
この夏、ドイツ、アルプス山系の麓で見た『ななかまど』。
ドイツの気候は、北海道とほぼ同じ。
車窓から見た三大街道の景色は、見渡す限りの大自然。
植物もほとんど同じで見慣れたものばかりで、北海道の景色そのものだった。
ドイツらしい建物が見えなければ、『美瑛』あたりを車で走っているのかと錯覚しそうなほど。
南ヨーロッパは、猛暑のニュースが連日のように入ってくるけど、今年の中欧はむしろ寒い夏。
7月の終わりだったにも関わらず、今の札幌の『ななかまど』より、ずっと色が赤くなっているのは、きっと夏の寒さのせい。
今日、7時前に会社を出たら、外がもう真っ暗になっていて驚いた。
つい先日まで、夜7時は、まだうっすらと明るかったのに・・・。
8月ももう終わり。
気づかないうちに、秋が一歩一歩近づいてきている。
北海道の秋は急速に進む。
昨日まで、「暑いですね」が合言葉だったけど、『ななかまど』の真っ赤な赤い実が、真っ白な雪の綿帽子を被る日も、そう遠くはなさそう。
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