家の中に見知らぬ男?!

昨日の夜は、ポールと、彼の元生徒さんのかずえさんと3人で、食事&飲みに。

いつものワインバー『Φ(ふぁい)』から、狸小路の『TK6』へ流れて、函館で一緒にポールに英会話を習っていたときの思い出話やイギリスの話で盛り上がって、気がついたら午前0時を回ってた。

まだまだ話したりなくて名残惜しかったけど、まだ週のはじめ。

そろそろ帰らなくちゃ。

飲み足りないポールを一人残して、『TK6』を出たのが0時半。

まっすぐ帰宅して、バブーを抱えてベッドになだれ込み、速攻爆睡・・・。

ちょうどいい眠りに入っていてころ、何やら物音が。

「ポール、帰ってきたんだ・・・」と思いながら、そのまま寝ていると、なんだか賑やか。

ひとりじゃない、他にも人がいる。

誰?

ポールの友達?

夢か現実かよくわからないまま、また深い眠りに。

で、今朝。

リビングで会社に行こうと支度をしている私のところに、金髪、青い目の長身の若い男性が近づいてきた。

思わず、

「素敵!!」

じゃなくて、

「誰?!」。

「ワタシ、クラウス、トイイマス。キノウ、オジャマシテ、ホントウニゴメンナサイ。ゴメンナサイ。。。」とたどたどしい日本語でひたすら謝る彼。

吠えるバブー。

動揺する私。

なんだか、よくわかんないけど、ポールの友達だろうから、なんとか気持ちを落ち着けて、「ノー!プロブレム!」と言うのが精一杯。

もう出勤する時間だったので、私とクラウスの会話はそれだけ。

あわててポールを起こして、事態がよく飲み込めないまま私は会社へ。

そして、さっき、帰ってきて、やっと昨夜の出来事がすべて判明。

私たちが帰ったあと、隣のテーブルにいたグループの一人、ドイツ人のクラウスと意気投合したポール。

なんでも、1年前から日本に住んでいるリサーチャー(?!「なんの?」と聞くとポールも何をリサーチしているかは聞いていないらしい)の彼は、2週間前に東京を出発し、バックパックひとつで、ずっとヒッチハイクをして、昨日、札幌に着いたばかりだったのだとか。

公共交通機関を使うことも、ホテルに泊まることもなく、ほとんど野宿みたいなワイルドな旅。

彼の髪がやたらと汚れているのに気がついて話しかけたのがきっかけで、彼の旅の話を聞きだし、放っておけなくなって、家に連れてきたらしい。

20代後半をバックパッカーとして、アジアを放浪して過ごしたポール。

「類は友を呼ぶ」とはまさにこのこと。

仲良くなるのに時間はかからなかったらしい。

「彼が旅をはじめてから、ちゃんとシャワーを浴びたのも、ちゃんとベッドで寝たのもはじめてだったと思うよ」と、ポール。

次は函館に向かうと言って、午前10時には家を出て行ったのだとか。

今ごろ、函館に到着してるかな。

もしかしたら、まだどこかでヒッチハイクしてるのかも。

それにしても、ポールが誰かを連れて家に帰ってきたことに、私がうっすらでも気がついていたから良かったものの、まったく気づいていなかったら、彼を見て、悲鳴をあげていたに違いない。

パブや列車の中で、隣り合わせた人と、気軽に挨拶をして話を始めるヨーロッパの人たち。

ポールは、こういう出会いを心から楽しんでるみたい。

見ず知らずの人を家に招き入れるなんて、リスキーなんじゃないの?と、心配性の私は思ってしまうけど、彼に言わせれば、「ちゃんと3時間くらい話して信頼できる人物だってわかったから心配ない」とのこと。

こういうことにも少しずつ慣れていかなくちゃ。

あ~、びっくりした

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コメント

  1. 目覚めたら知らない人。。。そりゃビックリしますね。
    バンクーバーに滞在していた時、バスのストライキで
    (丸3ヶ月続いたんですよ、ありえないですよね。)
    ヒッチハイクというか、「乗せて~!」って道ばたで
    手を振っている人がとっても多かったです。
    でっかい体の男の人でも、「知らない人を乗せるのは危ないから
    乗せない」と言う人もいるし、見かけたらすぐに乗せる人もいて
    様々でした。そういえば、すぐに乗せていた友人も
    イギリスからの移民でしたね。

  2. それはびっくりするけど、ウチのイギリス人もやりそうです。{スマイル}
    先月、彼の妹さんの飼い犬(だけど、家族全員で可愛いがっていた)が亡くなってしまった時、二日後には「しらふで居られない」と出かけて行った近所のパブで、犬連れのお客さんと仲良くなったそうです。
    犬連れでパブに来てた人たちも日本では考えられませんが、そこでウチの旦那は
    「ウチの犬が死んでさー、うっうっうっ」
    と泣きついて皆同情を買いまくり、わんこにまで慰めてもらってかなり酩酊状態で帰宅しました。
    イギリスならでは、と思いましたよ。

  3. >「素敵!!」
     (≧m≦)ぷっ! 思わず笑っちゃいました。
    けど、事情を知らなければ、びっくりしますよね~
    私だったら、警察に通報してたかも(;^_^A
    国民性の違いなのか、なんなのか・・・・
    私には、とても考えられない話です~
    けれど、泊めてもらえた人にとっては、いい思い出になったでしょうね~

  4. >Joyceさん
    東京からヒッチハイクで2週間かかったというのをどう見るべきか。
    なかなか乗せてくれる人がいなくて時間がかかったのか、それとも2週間で札幌に来れるなんてラッキーだったのか。
    体こそ大きかったけど、見るからに善良そうなピュアな若者・・・って感じだったので、日本人でも意外と乗せてくれる人が多かったのかも。
    彼のその後の旅と、なんのリサーチをしていたのかが、とっても気になっています。

  5. >ゆりぽんさん
    パブは、社交の場ですものね。
    私もイギリスで何度かパブに行きましたが、すぐにみんなが友達みたいになってしまう光景と、大型犬が寝そべっている光景には、何度も驚かされました。
    ポールが、友達を突然連れてくるのは、今回がはじめてじゃないのですが、私も知らない人が家にいるというのははじめてで、かなり驚きました。
    でも、あれ以来、慌てず騒がず、落ち着いた対応を心がけねば・・・と、妻として反省している私です。

  6. >ゆうさん
    これは、完全に国民性の違いですよね~。
    本当にびっくり!
    彼には、いい思い出になったのかな~。
    引きつった私の顔だけが印象に残ったかも。
    掃除が行き届いていなくて、部屋が散らかっていたことや、朝食も用意してあげられなかったことを反省している私ですが、ポールには、そんなことはどうでもいいみたい。
    彼を泊めてあげただけで、とっても満足そう。
    多分、これからもこういうことが何度かあると思うので、今から覚悟しておきます。

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