名前の由来

「バブー」という名前は変わっているので、人に覚えてもらえやすい。

動物病院でもトリミングサロンでも、電話をしたとき、飼い主の苗字を名乗らずとも、「バブーの予約お願いします」で通じる。

これが、「クロちゃん」や、「シロちゃん」だったら、どこの「○○ちゃん」か説明しなければならない。

だけど、この名前。

変わっているがゆえに、なかなか覚えてくれない人もなかにはいる。

最近、毎朝お散歩で会う年配の男性。

毎朝必ず、「名前なんだっけ?」って聞かれる。

そのたびに、「バブーです」、「そうか、バブーちゃんか」という会話を繰り返す。

今朝も聞かれた。

これで、一体何日連続?!ってくらい必ず聞かれる。

明日も多分聞かれる。

高齢、というのはもちろんあるけど、他のわんこの名前はすぐに覚えているらしいのに、『バブー』の名前だけは、すんなり頭に入らないらしい。

だけど、私はこの名前をとっても気に入っている。

『バブー(Babou)』という名前は、私の大好きなフランスのテレビドラマ『女警部ジュリー・レスコー』(ミステリー・チャンネルで放送中)の登場人物から取った。

基本的に、英語もフランス語も会話は、テレビドラマで勉強している。

気に入った番組は、録画して、何度も繰り返して見ては、登場人物と同じように声を出して話す練習をする・・・という方法。

時代に合った自然な言い回しやフレーズが覚えられるので、会話の習得には、これが一番いい方法だと思っている。

この特訓のおかげで、よく使われる短いフレーズは、かなり『それらしい』言い方ができるようになった。

フランス語の日常会話は、ほとんどこれ一本がテキスト。

もうセリフを覚えてしまうほど何度も見ている。

フランスで1992年から続いている長寿番組で、メインの登場人物もほとんど変わらず、そのまま成長。

主人公のジュリーは、離婚して2人の娘を女手ひとつで育てているタフな敏腕警部。

とにかくよく作られたヒューマン・ドラマで、次々と起きる事件や娘たちの成長を通して、フランスの『今』がわかるのが、何より面白い。

・・・と、話が逸れたけど、その主人公ジュリーの次女の名前がバブー。

これは、ニックネームで、本名はエリザベート。

真っ白わんこを飼う事に決めたとき、ポールから出された名前の条件は、自分の名前を覚えやすいように「強い2文字の音」というものだけ。

それじゃあ、「バブー」で!

ポールが子供のころに飼っていたフェレットの名前も「バブー」だったらしく、ポールからもすぐに「それ、いいね!」。

ということで、すぐに決定。

「赤ちゃんみたい」とか、「変わってる」ってクスッと笑われたり、「白くてフワフワの泡みたい=バブル」って解釈して、「バブル!」って呼ばれたり、いろいろだけど、今では、バブーに合ってる名前だな、となんとなく自画自賛。

わんこの名前っていうのは、本当に面白い。

バブーの名前を知らない初めての人は、「シロちゃん」って呼びかけてくれたり、この前、公園で高校生の男子グループに遊んでもらっていたときには、勝手に、「メントス」って名前を付けられてた・・・。

お散歩で会うわんこの名前もみんな個性的で、そして、それぞれのキャラクターに不思議なくらい合ってる。

その中に、「カト」というわんこがいる。

みんなが、その子を「カト!」と呼ぶ。

巨体をゆるがし高速で走る愛嬌たっぷりのブルドック。

名前の由来は、「加藤茶」から来ているものと勝手に思っていた私は、「加藤茶のファンなのかな」と飼い主さんを眺めつつ、そういう名前の付け方もあるのか、となんとなくお笑い系の「カトちゃん」を微笑ましくみていた。

・・・が、ある日、その子の名前が、本当は「カトリーヌ」だということを知った。

「カトリーヌ」⇒短くして「カト」。

思いもしなかった。

そのときの衝撃ったら!

名前とイメージって・・・。

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コメント

  1. バブーちゃんのお名前の由来はそうだったんですね。
    赤ちゃんみたいでカワイイなあって思っていました。
    うちはaudleyですが、兄弟のなかで「おっとり」していたのと、
    私が持っているイギリスの靴のメーカーのブランド名からとりました。
    靴は歩く時必要なので、一緒に歩むという意味を込めて。
    加藤茶のファンなのかな?は笑いましたよ(^^)

  2. 凄いなぁ~。
    語学に才能があるんですね。
    せりふを真似て覚えていくなんて。
    最近、子供の英会話教室に一緒に入ったり、
    先生から授業中の様子を聞くのに英語が必要になり、
    基礎の基礎の英文法から勉強中。
    しゃべるには、程遠いです。とほほほほ
    名前の由来ですかぁ~
    なるほど。
    実家にいたワンちゃんの名前は、
    な、なんと!「シーザー」でした。
    あの有名なシーザーです。わはははは
    名前は立派だが、やや臆病者のワンちゃんでした。
    名前負け?
    しかし、拾い食いや、他人からもらったものは、絶対食べないという
    偉いところも!
    (って、ただ、用心深いワンちゃんだったということなんだけど・・・)

  3. >audley1115さん
    audleyちゃんの名前の由来、一緒に歩むという意味・・・って素敵ですね。
    バブーの場合は、多くの方が、まず真っ先に赤ちゃんの「ばぶ、ばぶ」っていうのを思い出すみたいで、みんなに「くすっ」って笑われます。
    意味らしい意味もなくて、ただなんとなくつけた名前ですが、もうバブー以外にはあり得ない。
    名前って不思議な力がありますよね。

  4. >ゆうさん
    語学に才能なんて、全然ないです。
    ただ、楽して楽しく覚えたいだけで・・・。
    シーザーちゃん、拾い食いをしないっていうのは、とっても褒められることですね。うらやましい。
    うちのバブーは、とにかく拾い食いしたがるのでお散歩中はいつもドキドキです。
    最近は、公園にきのこなんかも生えてて。
    私は毒キノコがあるかも?なんてビクビクしてるんですが、ポールいわく、「本能で食べても大丈夫かどうか嗅ぎ分けられるはず」。
    でも、バブーにその知恵があるかどうか、かなり不安な日々です。
    拾い食いだけは、とにかくすぐにでも止めさせたいです。

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