いよいよ寒くなってきた札幌。
朝、寝ぼけ眼でフローリングの床を裸足で歩くと、飛び上がるほど冷たくって、思わず爪先立ち。
曇り空を見上げると、思わず目に飛び込んでくるスカスカの樹に、一層寒さが身にしみる。
ちょっと早いかな・・・と思いつつも、今年はついに我が家もセントラル・ヒーティングをオン!
オール電化の我が家。
今は、家中どこでもぽっかぽか。
ヒーターをオンにする前は、見事に丸まって寒さを凌いでいたバブーだけど、オンにした数時間後には、あまりの心地よさに眠気が襲ってきた模様・・・。
すぐにうとうと・・・。
体は起こしたままだけど、もうすでに夢の中。
セントラル・ヒーティングは、バブーが、こんな風にまどろんでしまうくらい、なんとも心地のいい温かさを提供してくれるけど、私には、子供の頃からずっと『暖炉』への憧れがある。
寒い冬の夜、薄暗い部屋の中で、暖炉の炎を見つめながら、ワインを飲み、夫婦で語り合う・・・なんて光景に心底憧れている。
もちろん、出来立てのベーコン・エッグ・サンドイッチ↓も一緒に(どうってことないサンドイッチなんだけど、ポールが作ると、なんだか私が作るよりずっとおいしそうなの)。
セントラル・ヒーティングの方が、ずっと安全でクリーン。
合理的で火事の心配もないし、現代の生活にマッチしていてメリット満載なのはわかってるけど、『暖炉』の持つ、なんともいえない温かみはやっぱり捨てがたいものがある。
いつの日か、経済的に余裕ができたら、リビングに本物の暖炉を設置するのが、密かな夢。
イギリスに帰国するたびにお世話になっている、親友ボッズの家。
この家には、今も現役の大きな暖炉がある。。。
結婚前、付き合い始めて間もない頃、ポールの帰国に合わせてイギリスまで押しかけ、ボッズの家に泊めてもらって、暖炉の明かりだけに照らされた部屋で、毛布にくるまり夜遅くまでワインを飲みながらポールと話をしたことがある。
冬になると、あの時を思い出す。
セントラル・ヒーティングと暖炉の大きな違い。
気持ちまで温かくなるかどうか。。。かな。
煌々とした明かりに照らされたセントラル・ヒーティングの部屋だと、なかなか穏やかな気持ちになれないような気がする。
現代人がクールになってきたのは、そんな住環境の変化も大きいのかも。
私が子供の頃は、寒い冬に毎朝母が一番に早起きして、ストーブのスイッチを入れ、部屋を暖めていてくれた。
その頃を考えると、今の快適さは当時は想像もしなかったこと。
朝、起きたときから、部屋中どこも暖かいなんて、こんなに快適なことはない。
人間、要はないものねだり。。。
読んでいただけたら、今日も
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コメント
こんにちは!先日日本で初雪!のニュースを見ました。いよいよ寒い季節の到来ですね。eri-ponさんのお宅もセントラルヒーティングとのこと、北海道ではメジャーなのでしょうか。それとも最近は日本でも人気があるのでしょうか。私が 今住んでいるアパートメントも同じくセントラルヒーティングですが、自分では調節できないのが難点。私もいつか、暖炉のある家に住んでみたいです。遠赤外線でぽかぽかと暖かく、心まであたたかい気持ちにさせてくれますよね。
暖炉って私も憧れです~{ラブ}
イギリスでは今でも暖炉による暖房が主流なのですか?情緒があって、心も和みますね{スマイル}
それから、北海道は、暖かく過ごせるように、お家の構造に工夫がされているみたいですね!セントラルヒーティング、とっても快適そうですね{スマイル}
バブーちゃんのうとうとした寝顔、とっても可愛いです{ラブラブ}
米子は南西に位置しますが、日本海側なので、海風が強くてそれなりに寒いです{結晶}でも、防寒に関してはあまり充実していません。本当は、ストーブを付けたいところですが、ミーシャとモニカが火傷をしたら大変なので、真冬はエアコンと、コタツの下にホットカーペットを敷いて凌いでいます。
ないものねだり・・・
今の私には雪の舞い散る冬でしょうか!
後「ストーブ」かなぁ~(我が家もオール電化なので)
札幌で育った私は、今でも雪のない東京での生活が寂しいです。
札幌で暮らす姉の家もセントラルヒーティングで
母が遊びに行くと、温かさが違うと言ってあまり好きではないようです。
eri-ponさんは「暖炉」私は「ストーブ」
違いはあれど、手をかざした時の温もりは同じような気がします。
何だか小さい頃の冬が懐かしく思い出されました。
ストーブの前で洋服を暖めながら着替えたものです!
>だいごろうさん
セントラル・ヒーティングは、北海道では、最近メジャーになってきているようです。ポールは札幌に来た当初、こんなに寒い土地なのにセントラル・ヒーティングじゃないことをよく嘆いていましたが、最近では、快適さと安全性、クリーンさなど多くの利点があることから、新しい家やアパートはほとんどそうなってきているのではないかと思います。
パリやイギリスだとアパートメントの場合、セントラルヒーティングは、自分で調節できないというのはよく聞きます。
寒くなってくると、「管理人さん、早くセントラル・ヒーティング入れて!」みたいな悩みが割りと多いようですよね。
>ヒロリさん
イギリスでも本物の暖炉はもはや主流ではないそうです。ポールの親友の家は田舎にあって、しかもとても古い家なので、今も本物の暖炉が使われていますが、普通はもう使われていないのだそう。
家の中に、形だけの暖炉があることはありますが、実はガスだったり・・・。
本当に暖かくて、気持ちまで暖かくなるようななんともいえない趣にあこがれるんですけどね。
北海道は、冬の家の中は本当に暖かいです。
床暖房があったり、今では、セントラル・ヒーティングのおかけで家中、トイレも廊下も階段も同じ温度であったか。
私も真冬に家の中では半そで・短パンなんてこともあります。
以前、東京に住んでいたとき、寒い冬に、コタツだけで過ごす風景に驚いたことが!
その土地、その土地の冬の過ごし方ってあるんですよね。
>ぽんさん
そうそう、冬は、ストーブの前で洋服をしばらく温めてから着たりしてましたよね。
寝る前もパジャマを温めたり・・・。
靴をあたためたり、雪遊びで塗れた手袋を乾かしたり。
生活の中心にストーブがあったっけ。
なんだかとっても懐かしいですね。
セントラル・ヒーティングだと、手をかざすってことができないし、快適さの変わりに失われているのが、そんな懐かしい風景ですね。。。なんだかホロリ{涙}