日中も氷点下の真冬日が続く札幌。
こうしてちょっと素手で写真を撮っているだけで、手がかじかんで、霜焼けになりそうな寒さの中、観光客のみなさんはとっても元気。
あちらこちらから、記念撮影をしているグループの楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
札幌は、台湾、香港、韓国あたりからの外国人観光客の数が多いので、耳を澄ましてみると、理解できない言葉も結構飛び交っている。
なかでも、台湾からの観光客が圧倒的に多いらしい。
顔立ちや髪の色ではほとんど区別がつかないし、特に暗闇では、言葉を聞くまで外国人かどうか判別のつかないアジア諸国の人たち。
唯一、外見だけで判断できるポイントがあるとすれば、その服装。
出発前に、よっぽど札幌での寒さ対策を強く言われてきたのか、完全防備。
ダウンジャケットに帽子、耳かけでみんなモコモコ。
そして、何より違うのが、服の色。
白・黒・グレーで、地味な色合いの服装を好む札幌っ子に対して、台湾からの観光客と見られる方々の服装はかなり派手。
赤・青・緑の原色系。
ショッキング・ピンクも、ショッキング・イエローも有り。
日本人同士だとよく見かける、黒ずくめの集団などには、まずお目にかかれない。
とにかく華やかな集団がいる・・・と思ったら、まず間違いなく台湾からの観光客。
色使いが明らかに違う。
台湾といえば、思い出すのが、数年前のポールとの初めての海外旅行。
20代の頃、数年間にわたり、アジア各国をひとりで渡り歩いていたバックパッカーの彼。
旅慣れた彼の「旅のスタイル」を見せてもらおうと思っていたのに、彼の「旅のスタイル」=「リラックス。何もしないでくつろぐこと」だということが現地で判明。
旅先では、時間を惜しんでいろいろ見て回りたい私とは、まったく旅の仕方が違って、大喧嘩。
深夜の安ホテルで、壮絶なバトルを繰り広げ、私の怒鳴り声が響き渡って、ホテルに大迷惑をかけた苦い思い出が。
おまけに、ポールと一緒にいるせいもあって、台湾では、誰もが私のことを台湾人だと思い普通に話しかけてくるので、「日本人だから、言葉がわからない」と弁解するのに必死。
札幌で、台湾からの観光客を見るたびに、あの時のそんな苦い記憶を思い出す。
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コメント
なんかわかりますねー。
中国、韓国の方たちって、日本人ならちょっと
思いつかない(たまにありえないと思うような)組み合わせを
してきますからね。
ちなみに韓国の方ってペアルックがお好きみたいでした。
サイパンで、カップルでペアルックの人たちを見つけたら
まず間違いなく韓国人です。
こんにちは。いつも楽しく読ませてもらってます。
「艶女」!なつかしい!!今はイギリスにいるので、雑誌とはまったく無縁の生活ですが、日本にいたころは電車の吊り広告で「ニキータ」は本当にツボでした{ラブラブ}笑えるんだけど、でも同時に元気もでちゃうんですよね~、不思議。
台湾での深夜の大ゲンカは、「このくらいちゃんと自分をだせないと、イギリス人の彼とはうまくやっていけないのかな~」なんて、思いました。自分を押さえちゃうとダメなのかな・・・。いつもそこのところで悩みます{汗}
>のんちゃん
服装の傾向って、なんとなく国ごとにありますよね。
日本でも大阪と東京と札幌は、色使いや好みがやっぱり違う。
パリに語学研修に行っていた頃、クラスに多かった日本人と韓国人の見分け方として、一番確実なのが、「ストッキング」だと言っていた人がいました。
真夏でストッキングを履いてるのは、日本人だけだって・・・。
言われてみれば、そのときは確かにそうだった。
今は違いますけどね。。。
>ユキさん
確かに、『二キータ』笑えるし、なんだか元気が出ますよね。
高級品の紹介なのに、茶化して、ふざけて、笑わせる。
「割り切っちゃえばいっか~」、「開き直ればいいや」って思えるキャッチが続々。
ポールの場合は、以心伝心・・・っていうのはないです。残念ながら。
でも、はっきり言うとちゃんと聞いてくれて、それがフェアなら聞き入れられます。
日本人同士でもそうだと思いますが、言わなきゃわからないことってやっぱりありますよね。特に文化が違う場合はなおさら。
まず言ってみて、ダメだったら、プランB(笑)。
我慢してると改善することは少ないような気が・・・。