先週末、数年前に会社を辞めてしまったOちゃんとランチをした。
前回会ったのがいつだったか思い出せないほど、本当に久しぶりのランチだったけど、挨拶もそこそこに、テーブルに着いた途端、大盛り上がり。
Oちゃんとは、同じ会社にいたとはいえ、職場が違ったため、一緒に飲みに行ったりしたこともわずか数回しかない。
だけど、女同士の嗅覚はとてもするどい。
初めて会ったときに、「この人とは絶対に気が合う!」と確信して以来、今に至る間柄。
女友達ってそんなもの。
長く続く関係っていうのは、一緒にすごした時間とか、共有した時間が少なくても、「気が合うかどうか」、「話が合うかどうか」、言葉で表現するのは難しいけど、「センス」とか「感性」みたいなものが鍵なんだなってつくづく思う。
私自身、これまでよく、イギリス人のポールが日本で友達もいないのは寂しいだろうと、札幌にいる友人の関係者が外国人だと聞くと、紹介を求めて無理に引き合わせたりしてきたけど、同じ国の出身だからって、はたまた同じ英語圏の人間だからって気が合うとは限らない。
たとえ言葉が同じでも、より母集団が少ない分、気が合う人が見つかる可能性の方が低い。
だから、今はそういうことは一切辞めた。
本人も望まない。
無理に引き合わせて、何時間も居心地の悪い時間をすごすより、年に一度でも里帰りして、たとえわずか数時間でも、気の合う友人たちとおしゃべりして過ごす方がよっぽどストレスが発散できるはず。
ちょっと話はそれたけど、そんな気の合うOちゃんとのランチ。
でも、人生って、本当に不思議。
こうして会っていると改めて思う。
結婚して家庭に入るタイプとはまったく思ってもいなかったOちゃんが、あっさり仕事をやめ、今は2人の男の子の母親。
子供の頃から海外生活に憧れ、大学も仕事も絶対に海外で、と思い描き、それ以外考えていなかった私が、短期留学経験を除いては外国暮らしの経験もなく、日本どころか生まれ故郷の北海道にどっぷり。
そうかと思うと、普通の主婦にあこがれている友人が、独身バリバリのキャリアウーマンになって大活躍していたり、海外になんかまったく興味を持っていなかった友人が、結婚後、ご主人の仕事の都合で何年も海外生活が続いて悩んでいたりしている。
人生って、自分の思い描いたようにはいかないものなんだな、ってつくづく。
でも、それぞれが人生の岐路で、たくさんの選択肢の中から、一番正しいと思って選んできた道。
それと同じように、10年後、自分がどんな生活を送っているかなんて、想像もつかない。
ちょっと怖いような、わくわくするような。
もしかしたらこの先10年の間に、宝くじが当たるかもしれないし、「ダイエット・スリッパ」みたいな、何かすごいヒット商品を発明できるかもしれない。
ポールの英会話教室が、札幌で一番上達する英会話教室として有名になっているかもしれない。
この際、マイナスなことは考えたって仕方がないから、一切考えない。
心を許せる相手には、思わずしてしまうそんな夢見たいな話。
それを『野望』というのか、『無謀』というのかわからないけれど。
その後、Oちゃんからは、「前向きさに元気をもらった」とメールが届いたけど、「前向き」と捉えられるか、「地に足がついてない」と捉えられるかは、相手次第。
20代までは、目を輝かせて聞いてもらえた話も、最近相手の反応がかなり微妙。。。
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