変貌する銀座の、変わらない夜


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今週末は、東京出張&銀座めぐり。

今回の東京滞在中、数年ぶりに、以前勤めていた会社の同僚で、当時大いなる同士だったお友達のHちゃんに会うことができた。

彼女が予約をしてくれていたのは、銀座マロニエ・ゲート10階の『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』(←詳細は店名をクリック)。

銀座の夜景を窓いっぱいに楽しめる、広くてお洒落な店内。

おいしいお料理の数々と種類豊富なワイン。

気の利いたサービス。

「気軽に楽しめるブラッスリー」がコンセプトとあって、客層は20代後半から30代の会社員らしき人が多く、男女ともにとってもお洒落。

さすが、銀座!な居心地のいい空間で、嬉しい再会に話が止まらない。

以前勤めていた会社というのは、東京に本社のある、私が大学卒業後初めて就職した会社で、そこにいたのがHちゃん。

当時、私は23才。Hちゃんは19歳で社会人としては私より1年先輩。

笑顔が魅力的でとっても明るくて優しい彼女と私はすぐに意気投合。

仲良くなるのにまったく時間はかからなかった。

そんな私たちの絆をより深~いものにしたのが、職場にいた「お局様」の存在。

当時29歳で、すでに10年以上のキャリアを持つ彼女は、職場のことを誰よりも知っている「支配者」。

良くも悪くもすべてを牛耳っているのは新人の私の目にも明らかで、上司も同僚たちもみんな彼女のご機嫌ばかりを伺っていた。

そんな彼女は、職場にいる若い私たちの存在がとにかく目障りだったらしく、仕事で深い関わりがあるわけでもないのに、ことあるごとに、私たち2人にあからさまな意地悪をした。

Hちゃんと私宛の郵便物だけ、社内メールボックスの中に置き去りにされて配ってもらえなかったり、あてつけのように他の女子社員たちを猫かわいがりしたり。。。

やってることは子供じみているけれど、当時の若い私たち2人には、我慢ならないことばかりで、悔しくて辛くて、よく2人で食事に行っては、ストレスを発散していた。

その後、私は訳あって会社を辞めてしまったので、彼女のストレスに悩まされることはなくなったけれど、その印象は強烈で、その後の私の社会人生活の中で、「悪い女子社員の見本」となり、あ~は絶対になるまい!と、そのことだけを心がけてきた。

ストレートの長い髪に前髪だけを上に巻いてスプレーで固めたヘアスタイル(当時、とっても流行ってた)や、おちょぼ口に「これでもか!」という濃いピンクの口紅、彼女がいつもつけていた香水「シャネルの5番」までもが大嫌いになった。

飲み会のあと男性上司にしなだれかかるみっともなさとか、他人の興味を引くためだけに発せられる甲高い声・・・、そのすべてが嫌で嫌でたまらなかった。

そんな「お局様」に振り回され、苦労をともにしたHちゃんと私。

会うのは久しぶりだったけど、一緒に仕事をしていたのが昨日のことのよう。

ただひとり「お局様」を除いては、とってもとっても優しくて情のある人たちばかりで、みんなでわいわい、楽しくてたまらなかった最初の職場。

「10年以上たった今でも彼女の話がでてくるなんてね~」、と私たち2人。

良かったのは、その後私たちが彼女のお陰でとっても強くなったこと。

最初の職場にあれ程強烈な人がいたおかげで、その後、どこに行ってもどんな人にあっても「あの『お局』よりはまし」が共通認識。

そんな彼女もいまや40代なかば。

別の職場に異動後、いまなお『お局様』として君臨しているらしい彼女。

久しぶりに来た銀座は、新しいビルが建ち並び、行列のできる人気店も続々登場、裏の小路さえもヨーロッパみたいにお洒落で、すっかり変わってしまったけれど、数年ぶりに会ったHちゃんと私は、彼女の話でひとしきり盛り上がるあたりも、友情もまったく変わってない。

あの頃の若い2人に戻った銀座の夜。

なんだか、とってもとっても楽しい夜だった。

「人間は変わらないってことだね

そう、バブーへの愛情も、ずっと変わらないよ。

・・・なんてね。

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