『SICKO(シッコ)』


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遅ればせながら、突撃取材で知られるマイケル・ムーア監督の『SICKO(シッコ)』をスカパーで見た。

「日本でのキャッチコピーは、『テロより怖い、医療問題』」、というだけあって、さすがに見ていて怖くなってきた。

医療問題は、テロより身近なだけに、とても他人事とは思えない。

近い将来、日本もアメリカと同じようになるのではないかという不安でいっぱいになる。

「ボーリング・フォー・コロンバイン」の時もそうだったけど、見終わって、かなり考えさせられる映画だった。

治療を受けられるか受けられないか、それを決めるのは保険会社、お金。

多くの人たちが、適切な治療を受けられず、命を落として行く。。。

残酷で悲惨なアメリカの医療・保険制度の現実。

引き合いに出されていたのが、ポールの故郷、イギリスと

フランス、カナダ、キューバの医療制度。

これらの国の医療費はただで、人々はお金の心配をすることなく必要な治療を受けることができる。

映画の中では天国のように扱われていたけれど、イギリス・フランスに住む友人・知人にそのあたりを聞いてみると、このシステムにも問題がないわけではないらしい。

完璧な制度なんてないのかもしれない。

「シッコ」が日本で公開されたのは、2007年8月。

それから1年半、日本でも病院のたらい回しや医師不足、保険会社の未払い問題が頻繁にニュースで取り上げられている。

映画でみたアメリカの医療現場・保険制度の現実が、日本でも起こりはじめているのかもしれない。

病気や怪我は、誰も好んでそうなるわけじゃない。

加齢やアクシデントで誰の身にも起こりうるだけに、日本の医療制度の今後がとても気になる。

安全・安心で質の高い医療を!と心から願わずにはいられない。

ちなみに、我が家で一番医療費がかかっているのはバブー。

保険には入っているけれど、適用外の出費が多くて、私やポールの何倍もかかる。

バブーも大事な家族の一員。

医療制度の充実求む。

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コメント

  1. 日本の医療の素晴らしいところは、
    自分が病院やドクターを選べてすぐに検査を受けられるって
    ところだと思います。(人気のある先生は待つこともあるけれど)
    カナダはお金がかからないのはいいのですが、
    MRIを受けるのに半年待ち(!!)。その間に病気が進行して
    手遅れになるんじゃないかと思います。
    歳をとったら絶対日本の方がいいと思いました。
    すぐ診てもらえるって安心ですもん。
    。。。日本人的発想ですけどね。

  2. >Joyceさん
    イギリスで生活している日本人の知人も、日本に里帰りするたびに、病院(特に歯科医)に行っている人が多いので、お金がかからないはずなのに、どうしてなのかな、と思ったりしていましたが、きっと理由があるのでしょうね。
    日本にも、イギリスやフランスのような医療制度が入ればと思いますが、どちらの制度も一長一短、簡単なことではないですよね。
    日本はこれからどうなって行くんだろうと映画を見て、つくづく思いました。

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