我が夫、ポールの趣味はDIY。
そのDIYのアイデアとスケールが、凡人には計り知れないほど大きくマニアックで、ここ数年、夢中で取り組んでいる「エコ」な家=自家発電計画では、地元の北海道新聞で紹介されたこともあるほど。
使うのは主に廃材で、自然の力を最大限に活用。
ビールの空き缶を集めて作った太陽発電機に、
リビングの南側の窓に設置されている太陽熱暖房機。
まだまだ発展途上だけれど、自給自足のエコ生活がポールの夢。
実際、電気代も以前より助かっているのは事実だし、その専門知識や技術は素晴らしく、心から尊敬しています。
ですが・・・、その創作意欲が止まらず、どんどん広がってきたため、ついに家庭問題勃発。
我が家の「ウリ」は、「窓」の多さ。
家にいる時間のほとんどを過ごすリビングは、東西南北すべてに窓がついているので、天気のいい日はまぶしすぎるほど。
・・・なのですが、冬に備えて、ポールがリビングの西側の窓に2つ目の太陽熱暖房機を設置。
しかも今回は、白くペイントされているわけでもなく、ベニヤ板がむき出し。
太陽の光は遮られ、突起物があるためカーテンもちゃんと閉められず。
一気に、暗~い部屋に。。。
正直、ショック・・・です。
ブルーです。
設置されてから1週間、悩みました。悶々と。
ポールが家計のことを考えて、少しでも家の中を暖かく保つために一生懸命作ってくれたのに、それを取り外せ・・・なんて言えない。
作ってる時の、あの楽しそうな顔を思い出すと、それを取り外せ・・・なんて、やっぱり言えない。
エコより見た目の良さを重視するなんて、心が狭すぎる。
夫をサポートすることもせず、文句を言うなんて、妻として最低。
でも、やっぱり、いくらなんでも、リビングにあれはナシだと思う。
ポールを傷つけたくはないけど、見てみぬフリはもはやできない。
そして、お酒をしこたま飲んだある夜。
ついに意を決してポールに言いました。
「せっかく作ってくれたのに悪いけど、カーテンも閉められないし、色も形もリビングに合ってない。いくらなんでもこの機械はリビングに無理だよ」。
ポールが頑張ってるのに、こんなこと、本当は言いたくない。
声は震え、涙混じり。
すると、ポール、いとも簡単に、「それじゃ、取り外すよ」。
ガレージからドリルを持ってきて、ものの数分で撤去完了。
「シャウトする必要なんてないよ(シャウトしたつもりはないんだけどポールにはそう聞こえたらしい)。嫌なら外すよ。普通に『嫌だから取り外して』って言えばいいのに。シャウトされると、僕のストレスにもなるからね。人生は短いんだから、お互いストレス作らないようにしようよ」、とポール。
ははぁ~、おっしゃる通りでございます。
そして、翌日、家の掃除をして、荷物の梱包に使われていたプチプチ・シートをまとめて処分しようとしていた私に、「それ捨てないでね。それは窓に貼るとすごくいい断熱材になるんだよ」。
嫌です。。。窓一面にプチプチ・シートなんて、絶対に!
だから、今度は落ち着いて冷静に言いました、「それは絶対に嫌だから止めてね」。
美観とエコを同時に実現してくれたら最高なのだけど。
ポールのエコ計画、油断も隙もありません。。。
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コメント
相手の気持ちを考えて、一週間も悩んだ末に抗議したのは
大人だなと思ったけど、それをすぐに受け入れて取り外してくれた
ポールさんは更に大人ですね・・・・・
我が家だとすぐにお互い感情的になって、
ぶつかってると思います。
お互いをおもいやる気持ちと、自分のこだわりやHAPPYとの
心の葛藤、どこで折り合いをつけるか、難しいですよね。
私は神経質でございます、しかも片付け魔です(笑)
30代になると、人間も少しは丸くなり(?)、
汚すな=3とは言わず、<そもそも無理だし・・・
「汚したら、キレイにしといて!」に変わりました。いや~成長!成長!
ポールさんが作業に入る前に、eri-ponさんの意見を言っておいて、
お互いの妥協案を探すのはどうですか?
事後に変更は、お互いに心苦しいからですね~
どういう素材でどんな風に作るか?が分かっていたら、
コレは嫌だから変更できないか?って、言いやすいでしょ♪