映画『ロック わんこの島』

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「外国のある学者が、人間は忘れる生き物だと言った・・・。1時間後にはその半分を忘れ、1ヵ月後にはそのほとんどを忘れてしまうのだそうだ・・・」、というナレーションで始まる映画、『ロック わんこの島』の試写会に行ってきました。

フジテレビの情報番組「めざましテレビ」の、「きょうのわんこ」のコーナーで紹介されて反響を呼んだ実話をもとに作られた、2000年夏の三宅島大噴火で離ればなれになった犬「ロック」と飼い主一家との絆を描く感動の物語。

映画の中で、何度も何度も繰り返される冒頭のナレーションのように、三宅島の噴火で全島民が避難を余儀なくされ、その後、島に帰ることができるまで避難生活が4年半も続いていたことなど、すっかり忘れてしまっていた。

青空がいっぱいの自然溢れる美しい島で暮らす家族の、穏やかで幸せな生活が大噴火で一変。

飼い主にとっては家族同然とはいえ、犬は犬。

離れ離れになる飼い主一家とロック。

飼い主の少年が乗っている車をいつまでも全速力で追いかけるロック。

誰もいなくなった島で奇跡的に生き延びて、ボロボロの姿で発見・保護され、念願の再会を果たしたものの、避難先では飼うことができず、新しい飼い主に引き取られ、連れられて行くロックをいつまでも泣きながら追いかける少年。

熱いものがこみあげてきて、もう涙が、鼻水が止まりません。。。

島に帰って、また家族みんなで一緒に住むことを決して諦めなかった家族は、願いが叶って、避難解除後には島に帰り、ロックと一緒に少しずつ元の幸せな生活に戻っていくところでストーリーは終わるのだけれど、故郷への思い、人と人、人と犬のつながり、命の尊さを改めて考えさせられる心温まる優しい映画。

今回もまた激しく泣いてしまったけれど、「星守る犬」を見たときの、「救いようのない悲しさ」から来るものとはまったく違う涙。

犬を飼っているとどうしても自分と愛犬を重ねて見てしまうので、登場人物の思いが痛いほど伝わってきて、何度もたまらない気持ちになったけれど、太陽の下で家族が笑顔を取り戻すラストシーンには思わず心の中で拍手。

犬を飼っていない人には、どうしてこんなにも一匹の犬に固執するのかと思われるかもしれないけれど、毎日一緒に暮らしている犬は家族同然、というより立派な「家族」なのです。

「犬を飼う」ということは、家族と同じ重みのある命を預かる、育てるということ。

ちょうどこの映画の試写会に行った日の朝、近所の暴れん坊・柴犬「ジョージ(仮名)」の飼い主のおじさんが、小さなマルチーズを連れていました。

あまりの可愛らしさに、「2匹目、飼ったんですか?」と聞くと、「違うんだよね。そこの公園に捨てられてたのさ。水と餌を与えられて木に繋がれててね、かわいそうだったから連れてきたんだよ。毛玉だらけですぐトリミングに連れて行ってやってさ、病院に行ったらまだ1歳くらいだって・・・」。

愕然として言葉が出ませんでした。

まだ1歳。

どんな人がどんな思いで、こんなに可愛いマルチーズを捨てたのか。

可愛いからと、面白そうだからと、気まぐれで犬を飼い始めてしまったりしたら大変なのです。

犬は、それはそれは可愛いけれど、とってもとっても手がかかるのです。

お金だってかかります。

病気になったら、人間の病気の治療以上にお金がかかることだってあります。

犬を飼うということには、「ひとつの命を預かる」という飼い主の責任と覚悟が必要なのです。

この映画は、「ロック」の目を通して、犬と飼い主の「絆」、大切なことをわかりやすく教えてくれます。

特に小学生くらいの子供たち、これから犬を飼いたいと思っているご家族には、この夏、是非みんなで一緒に観ていただきたい映画。

7月23日公開です♪

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コメント

  1. 「ロック」なら観られるかな。
    犬を飼うということは、覚悟が入ります。一時の可愛いという気持ちから飼ったら、たいへんなことになりますよね。
    だから、私はどちらかというとペットショップで販売するのはどうかと思っています。
    きちんとしたブリーダーさんから直接受けわたされるのが理想的だと思います。
    世の中には、ひどいブリーダーさんがいて、子産みマシーンのような扱いをしているところも多いと聞いています。ひどい・・・。
    こんな話は、きりがない。
    まずは、今飼っている私たちがしっかりしなくては・・・。
    マルチーズちゃん、おじさん飼ってくれるのかな?
    幸せになるといいですね。
    幸せじゃないとやりきれない。

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