ダンナのポールは、ご近所の人気者。
横文字の苗字の私たち一家がここに住み始めたときは、近所の人たちから「何者?!」とかなり警戒されていたと思うけれど、ポールの在宅ワークが功を奏して、今ではすっかり溶け込んでいる。
いつも外でDIYをしているごつくて屈強な外見のポールは、町内会の用心棒的存在で、近所のお婆ちゃんから「孫が危険な目にあったら助けてあげて欲しい」と直々に頼まれたこともあるほど信頼されている。
この夏しばらくイギリスに里帰りしてから帰国すると、「姿が見えないと寂し~のよ~!」と、私の目の前で、ご近所のマダムに告白されいた。
私とは面識がなく無言で通りすぎる人も、ポールとは、「こんにちわ」とにこやかに挨拶を交わす。
通り過ぎる車の中からもよく挨拶されてる。
最寄り駅でタクシーに乗って住所を伝えると、運がよければ、「あ~、あの外国人さんの家だね」と詳細に説明する必要もなくすぐに連れて来てくれる。
なかなか頼られ、なかなか愛されて、存在感を放っているというのがよくわかる。
一方のワタクシ。
「奥さん、どこか遠くに行ってたの?!入院でもしてたの?!」と、この数年間の間にご近所の人から何度言われたことか。
ちゃんと元気に病気ひとつせず、旅行にもほとんど行かず、健康で暮らしているのに。
この町内会に住み始めてから6年目。
ご近所には割と高齢の方が多いせいか、妻=専業主婦というのがいまだに主流らしく、妻が日中不在=旅行または病気ということで処理されているらしいと気がついたのは最近のこと。
同じ場所で生活しているのに、いまだに「インビジブル」な存在のワタクシ。
なんだかちょっと寂しい。
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