年明けから始まった冬のセール。
年齢とともに、興味が薄れてきたのと、人混みが苦手なこともあって、今年は行ってない。
欲しいものはたくさんあるけれど、経験から言って、値段の安さに魅かれて「お得感」だけで買うのは結局ろくなことがない。
1、2年前に、「安くなっているから」という理由だけで、パーティーに着て行くのに良さそう、と思って買ったブランド物のアニマル柄のブラウス、旅行に行く時に使えそう、と思って買った高価なニットワンピース。
パーティーもなければ、旅行もなしのまま、出番もなく、タンスの肥やしになってるだけ。
本当に必要なものだけを、必要な時に・・・。
目指すは究極の「シンプル・ライフ」!
と心を入れ替えて、これまでの反省から、セールに行きたい気持ちをぐっと抑えていたのだけれど、ある日のランチの後に寄った「ディーゼル」で、セールになっていたニットコートに一目惚れ。
お店のスタッフの方が、本当に親切で、「いろいろ着てみて、たくさん遊んで行ってください♪」と最高の笑顔で言われちゃったらもう、着ちゃうでしょ。
着ちゃったら、終わりでしょ。
欲しくなるでしょー。
結局、サイズがなかったので、ネット・ショップで、自分のサイズを選んで購入したけれど、またしても「いつ着るの?!」っていう感じのニット。
「ニットコートは、車の移動の時なんかにとってもいいですよー」って薦められたけれど、車を運転しないので、車の移動はなし。
本当に必要なものは、仕事に着て行くための服であり、靴なのだけれど、そういうものを必要に迫られて買っても、満足感がまったく得られない。
今回買ってしまったニットコートのように、クローゼットの中にあるのを見るたびに幸せな気持ちになれるけれど、まったく必要性のないものほど、「買い物をした」という満足感が得られるというのが皮肉なもの。
思い出すのが、かつて、パリ旅行に行く時の機内で、機内販売のポメラートの真っ赤なハートのガラスのペンダントを買おうかどうか迷ってる私に、友人が言った言葉、
「無駄なものを買ってこそ、女!男にはできないの」。
無駄なものを買ってこそ得られる満足感、不思議なほどの高揚感。
彼女がこの発言をしたのは、もう10年以上も前の20代の終わりの頃のことなのだけれど、
なるほど、名言。
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