助け合いのココロ

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後ろの方で、バタッっと人が倒れる大きな音がした。

振り返ると、ついさっき、バブーに微笑みかけながら、すれ違った白髪交じりの初老の男性が、仰向けになって倒れていた。

・・・今朝の、バブーとのお散歩帰りの出来事。

場所は、家からすぐ近くの、中央分離帯のある片側3車線の交通量の多い大きな通りの交差点。

昨日の日中の気温が高くて、昨夜から今朝にかけて一気に冷え込んだせいで、路面がブラック・アイスバーン状態になって、ツルツルだった。

冬用の長靴を履いて、転ばないように充分注意しながら歩いていた私も、一瞬ツルッと足を取られそうになって、「危ない、危ない」、と思った矢先のことだった。

あんなツルツル路面で転んだら、スケートリンクで転ぶのと同じ。

起き上がろうとしても、慌てれば慌てるほど、動けなくなる。

早く手を貸して起こしてあげなくちゃ・・・と思ったものの、横断歩道を反対側に渡ろうと急ぐバブーのリードを握り締めたまま。

咄嗟に身動きが取れず、「お願い、早く起き上がって!」と心の中で絶叫。

そのうち、信号が変わりそうになって、「ヤバイ、早く助けてあげなきゃ」と、強引にバブーを引っ張って、その男性の方に引き返そうとした瞬間、幸いなことに、その男性はなんとか起き上がって、ヨタヨタしながらなんとかかんとか信号が変わる前に道路を渡りきってくれた。

良かった・・・、と胸を撫で下ろしながら見ていると、片方の脚がおかしい。

膝下から、ぐにゃっと曲がってる。

多分、転んだ時の衝撃で、脚が折れてたんじゃないかと思う。

すぐに手を貸して助けてあげることができなかったなんともいえない罪悪感から、しばらく立ち止まってその男性の様子を見守っていたけれど、その男性は気丈にも、さらにもうひとつの信号も渡り始めた。

そのうち、道路の脇に積み上げられた雪山で、男性の姿は見えなくなってしまった。

無事だといいけれど・・・。

今朝の出来事で、その男性の無事とともに、とっても気になったことがある。

男性が激しく転倒した瞬間は私も見ていないけれど、その男性のすぐ後ろを若い女性が歩いてた。

男性が目の前でツルッと滑って転んだわけで、気づいていないわけがない。

・・・なのに、その女性は、まったく何事もなかったかのように、振り返ることもなくスタスタとただ歩き続けて行ってしまった。

もし自分だったら、目の前で人が転んだら、絶対にすぐに手を貸して起こしてあげたと思う。

たとえバブーと一緒で自由が利かなくても、目の前の出来事だったら、話は別。

人として自然な行為だと思う。

それができない理由、しない理由って、なんなんだろう、と考え込んでしまった。

「助けてると遅刻するから」?、「巻き添えになりたくないから」?、「転んだのは自己責任だから」?・・・?!。

先週、雪祭りのあった札幌は、観光客でにぎわっていた。

仕事帰りの地下鉄でも、スーツケースを抱えた観光客が何人も乗り降りしていた。

乗降口で、ドアの両側に乗車待ちの列が出来ていたけれど、大きなスーツケースを運ぶ乗客が降りるのを誰ひとり手伝おうとしなかった。

ちょっと手を貸してあげれば、スムーズに降りられるのに。

私が手を貸してあげると、すごく嬉しそうな笑顔で感謝してくれた。

何度か旅行しているヨーロッパでは、女性が大きなスーツケースを持っていたり、ベビーカーで移動していると、交通機関の乗り降りはもちろん、いろんな場面で多くの人が快く助けてくれる。

地下鉄や電車に乗ろうとするたびに、何本もの手が差し伸べられるのを何度も目撃した。

その光景を見ているだけで、すごくいいな、と思って心が温かくなった。

「優しい顔をして、スーツケースを盗もうとする人がいるから気をつけて」というアドバイスもないわけじゃないけれど、一部例外を除いては、完全なる善意、助け合いのココロ。

いつの時代も、とっても大切なことだと思う。

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“助け合いのココロ” への1件の返信

  1. いつも楽しく拝見させていただいております。
    私も青森に住んでいましたので今年の降雪量の多さにはみんなぐったりしているようです。札幌も大変ですね。がんばらないでといってもやらなければいけない大変さ。よくわかります。
    ところで、現在訳あってアメリカで生活しております。こちらは、まあいろいろまねしたくないことは多々ありますが、女性、特に子供連れには日本よりすごく優しい国だと思います。日本も少しはましになったと思いますが、、、。それにしても、横断歩道での若い女性の行動ほんとがっかりしますね。少しの気遣いでお互いの一日が別のものに変わると思うのですが、そう思う気持ちが育っていない人が多いのかもしれないですね。残念です。
    雪が深くて、そして道路がつるつるでお散歩も大変だとは思いますが、どうぞご自愛くださいませ。
    またお邪魔させてくださいね。

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