去年の秋に、長年にわたって、外出する時は必ずひとつにまとめてアップにしていた髪を、ストレートにして下ろすことにした。
毎日、毎日、「ひっつめ」を続けていたせいで、年齢とともに顔周りの毛が薄くなって来ていることに気がついたのがきっかけで、残念ながら、大胆なイメージチェンジをしたかったとか、そんな前向きな理由ではまったくない。
数ヶ月が過ぎて、いまだにしばらくぶりに会う人には驚かれたりもしているけれど、自分としては、やっぱりおでこ丸出しの「アップ」にするのが好きで一番自分らしいと思うし、今のストレートで下ろした髪型は正直、全然似合ってない、と思う。
男だったら、絶対ポールみたいな「丸坊主」にしてるタイプで、どうにも顔にかかる髪がうっとうしいし、見た目も、ヘルメットを被ってるみたいでなんだか落ち着かない。
ポールは、ずっと以前から、私の「ひっつめ」ヘアを「怖い」と嫌がっていて、「日本人なら黒髪ロング」に幻想を抱いているタイプなので、今の方が優しそうでいい、と言ってくれるけど、母や妹には「ダサい」と大不評。
あまりに長い間、同じ髪型を続けていただけに、今回の、我ながら思いがけないイメージ・チェンジに対する周囲の反応が、私にとっては実はとっても興味深い。
まずは、女子の反応。
優しい仲良しの友人たちは、「今の方がいい」と言ってくれる。
妹曰く、「友達なら、たとえ心の中で似合ってないと思っても、『前の方が良かった』なんて普通は絶対言わない、嘘でも褒める」。
そんなわけで、女子の場合は、すべての年代において、必ず何かしらポジティブなコメントをしてくれる。
それは本当にとってもありがたいことなのだけれど、そういうポジティブなコメントを強要しているようで、大変申し訳ない気持ちになってしまう。
面白いのが、男子の反応。
完全に2タイプ。
「言う」か、「言わない」か。
「別人だね~」の中庸タイプは少数で、「何、若作りしてんの?」、「どうしたの?旦那さんと何かあったの?」、と、「言う」タイプの人はまったく容赦ない。
「言わない」タイプの人は、まるで無視。
一瞬、私の変化に気づいて、目が泳ぐ・・・、そして、そっと目を伏せ、何もコメントしない。
その、何もコメントしない理由を、無邪気に相手に聞いてみたところ、女性が髪型を変えたことで何か発言するのは、「セクハラ」になる可能性があるから、とのこと。
だけど、それって、どうなんだろう。
確かに、今の方がいいとか悪いとか何かしらの評価をするのは、相手の受け取り方、場合によっては『セクハラ』になる可能性があるかもしれないけれど、「髪型変えたんだね」、くらいは全然オッケーだと思う。
逆に気づいているのに何も言わない方が不自然で微妙、だと私は思う。
この微妙な気遣いが、男女ともに大胆なイメージチェンジを妨げているような気が。。。
とはいえ、イメージチェンジをして、髪型や服装が大きく変わったところで、人間の中身が変わるわけでは全くないわけで、男女問わず、そのことには一切触れる必要なし、というのは、ガッテン道理!
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