フランスパン事件

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今日は朝から大騒ぎ。

遅めの朝食で、いつものようにフランスパンのサンドイッチを準備していると、バブーが私の足元で、「ちょうだい、ちょうだい」とあまりにうるさいので、フランスパンをナイフで小さく切っていくつかあげた。

バブーが喜んで勢いよく食べ始めたその直後、事件が起きた。

バブーが口をものすごい勢いでむにゃむにゃさせながら、激しくのた打ち回り始め、前足で激しく何度も口のあたりをを掻きはじめた。

明らかにただごとではない、のた打ち回り方。

喉に詰まらせてしまったんだと思って、慌ててポールと口の中から取り出そうとしたけれど、呼吸はしてる。

一体、何ごと?!と思いながらバブーを落ち着かせようとなだめると、少し落ち着くのだけれど、また、激しくのた打ち回る。

気がつくと、口の右側から出血していて、白い毛がどんどん赤く染まってく・・・。

やばい!

ただごとではない状況に、バブーを抱きかかえて車で慌てて病院へ。

車の中でも激しい発作。

抱きかかえていても、激しく暴れまわる。

そして、数分後に病院に到着して、緊急のためそのまま診察台へ直行。

わかっているのは、バブーに何か異変が起きていることだけで、何がなんだかわからず、

「バブーの口から血が出てるんです!!」

・・・が、診察台に乗った時には、バブーの発作、おさまってる。

出血も止まってる。

先生がよく診てくれたけれど、「多分、フランスパンの固いところが口に刺さって、それを取ろうとして手で引っかいて唇が切れたのでしょう」とのこと。

ぼーっとしてる私に、先生はそう説明してくれたけれど、朝食前だっただけに、私はすっぴんで髪もぼさぼさ。

今思えば、瀕死の愛犬を抱えて息も絶え絶えの落ち武者のような私の動揺ぶりと、バブーの平静な様子に、先生も「過保護な飼い主」と笑いをこらえられなかったに違いない。

結局、何事もなく帰ってきたけれど、バブーが死ぬんじゃないかと思って、私の心臓が今朝3回は止まった感じ。

朝からドタバタの我が家。

フランスパンはもう禁止。

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コメント

  1. どんなにかわいいペットであっても、所詮動物は動物。人間の食べ物をあげないことを私は「ペットへの愛情」だと考えています。
    人間の食べ物の味を教えたのは、飼い主以外の誰でもない・・・。
    もし、ペットの「死」をもって、今回の件を刈り取らなければならないとしたら、「ごめんなさい」では済まされないでしょう・・・。
    「心を鬼にしなければならなく」ても、与えていいものと、いけないものがあると考えます。
    バブーが大事に至らず良かったですね。
    数ヶ月前、飼い猫の手術の際、「術中に死ぬ事を覚悟してください」といわれて手術を受けました。人の命もはかないけれど、ペットの命はもっと短くはかないと感じました。
    バブーが、一日でも長く、健やかに、幸福に生きてほしいと思います。
    私は、バブーとこのブログが大好きです。
    今日の内容は、私もつらかったです・・・。
    バブーちゃんお健やかに・・・。

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