話題の本、『野心のすすめ』(林真理子著)を読んだ。
著者の実体験に基づく、「“高望み”で、人生は変わる」がテーマの人生論。
若者たちが安定志向で内向きと言われるようになって久しい今の時代に、野心(=健全な向上心)を持つことの必要性、野心を持つことで人生はより充実したものになる、と説く。
「野心が車の『前輪』だとすると、努力は『後輪』」。
「前輪と後輪のどちらかだけでは車は進んで行けません」。
中には、前輪だけで前に進んで行けるだけの馬力がある人もいるかもしれないけれど、この「例え」はとってもわかりやすい。
野心がなかったり、努力が足りないと、ある程度のところまで行ってもそこで止まってしまう。
自分自身を振り返ってみると、大学受験の時、「絶対、大丈夫」と言われながら見事に失敗。
華やかな大学生活を始めた友人たちの話を聞きながら、屈辱の浪人生活を送っていた時、今は亡き父に、「東京の大学なんてそもそもお前には無理なんだ」と言われて発奮。
「自分には絶対できる」と信じて、相当な努力もし、翌年には東京にある第一志望の大学に入学できた。
その当時の心境を思い出し、共感しながら一気に読んだ。
自分に与えられた枠から飛び出すには、高望みとも言われる野心と、それに見合う努力が必要。
もしあの時、志望校のランクを下げていたら、人生はまったく違ったものになっていたと思う。
そして、今、奇跡のオットと笑顔の愛犬がいて、家族も健康で仲が良く、信頼できる友人たちもたくさんいて、安定した仕事もある、そんな中で穏やかな日々を送り、これ以上望むものは何もない・・・、と言いたいところだけれど、それではこの本の趣旨に反するわけで。
今でも、心の中には、メラメラ、ギラギラ、まだまだたくさんの野心がある(笑)。
これ本当。
その話をすると、友人たちからは、「地に足が着いていない」といつも呆れられるけれど。
「今のままじゃダメだ」と、自分を鼓舞し続けるのは簡単なことではないし辛いけれど、何より自分が成長し続ける原動力になる。
人生の半分は過ぎてしまったけれど、残されている人生も昔とは比較にならないほど長いのだから、これから先もずっと野心は持ち続けていたいと改めて思う。
とはいえ、もっと早く、できれば20代の頃に読んでおきたかった一冊。
自己啓発本に属するとは思うけれど、内容が堅くなくて読みやすいのでお薦め。
だけど、ネットで書評を読んでみると、賛否両論、良かったと絶賛している人が多い一方で、ただの自慢話、読むに値しない、と酷評している人もかなり多くて驚いた。
著者のキャラクターと「野心」というテーマゆえなのか。。。
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コメント
私も読みました。
大学生の娘に、ぜひ読ませたいと薦めてみましたが
軽くスルーされ、やはり・・いま時の若者だと実感しました(苦笑)
Erikoさん、この記事、投稿してくださってありがとうございます。イギリス人の主人と結婚して、ロンドンで暮らして、自分の自信のなさ故に、ロンドンの日系企業に勤めた結果、キャリアアップの機会を逸し、今仕切り直しをしています。まずは日系以外の企業への就職を目標にしています。Erikoさんのブログが大好きなのはバブーちゃんの可愛さだったり、仕事のこと、英語のこと、趣味のこと、お友達のことなど等たくさん挙げればキリがありませんが、安定志向ではなく、常に上を目指しているところ、そしてその努力が出来る方というのが伝わってくるからです。やっぱりそれが出来る原動力となる、努力して、目指していたゴールを達成した経験があるというのは大きいですね。私は今それをやっている最中です。どうしても「できないかも」という気持ちが先に進むのを邪魔する(結局は自分次第ですね)ことにぶつかったりしますが、今回のこの記事を読ませていただいて、やっぱり頑張ろう!と元気をもらいました。そしてもしかしたらErikoさん、ご存知かもしれませんが、パリ在住のメレアキさんという女性のブログとてもお勧めです。彼女からもErikoさんと同じものを感じます。どの記事もお勧めですが、最近の記事で、以下の2つ今回のErikoさんと繋がるような気がしましたので、リンク先を張っておきますね。「安定」は全然安定じゃない
http://ameblo.jp/sangomaman/entry-11540137798.html
フランスに来たいきさつ
http://ameblo.jp/sangomaman/entry-11569774518.html
これからもブログ、楽しみにしています。
Tomoさん
とっても嬉しいコメントありがとうございます♪
「やっぱり頑張ろうと元気が出た」と言ってくれる方がいるなんて、本当にブログを続けてて良かったと思います。
パリ在住のメレアキさん、教えていただくまで知りませんでしたが早速読みました。
プロフィールを見ると、私とまさに同い年。
同じ匂いがする、というのはこのあたりからはじまっているかもしれません。
私たちの、今アラフォー世代は、常に時代の中で注目されてきた年代だと思っています。
仕事も遊びも男性と同じようにするようになって、「おやじギャル」なんて呼ばれることもあった世代。
男性社会に飛び込み、変化を好み、安定・・・なんてまったく求めない世代。
共感しながら読みました。
フランス、という共通点もあって、これからじっくり全部読みたいと思っています。
こういう情報交換ができるなんて、今の時代に感謝です。
本当にどうもありがとうございました。
Tomoさんには言っちゃいますが、私の野心のひとつは、ロンドンで生活することです。
ロンドン生活しているTomoさんは、そんな野心家の私からすれば本当に羨ましい限りです。
お互い、与えられた枠を自力ではみ出して頑張りましょう♪
Erikoさん、まさかコメントまでいただけるとは。。。とっても嬉しかったです。そうですね、アキさんとはアラフォー世代というのも共通項にありますね。私もアラフォー世代ですので、なるほどなあと腑に落ちました。この落ち着かない感じというのか(笑)。実はアキさんの存在はFBのお気に入りに登録していたブログ「英語口を作る発音トレーニング」http://ameblo.jp/reginacecilia/のMakiさんが紹介していたアキさんの記事で、この春に知ったばかりでした。それこそ、この時代だからこそこういう情報にアクセス出来るという恩恵に預かったわけです。野心の一つがというのが意外でした。ロンドンではなく、フランスなのかなあ?なんて思ってました。はい、お互いにさらに高いところ目指して、
頑張りましょうね!