夫のポールはおしゃれにまったく興味なし。
ファッションに関しては、ただただ合理的で、色は寒色系、着心地が良くて、サイズが合っていることだけが条件。
だから、新しい服(下着とか靴下も含めて)が欲しい、なんてことはまったくなく、放っておいたら、一切手持ちの服が更新されないので、ごくたま~に私が選んで買ってきてあげる程度で充分らしい。
そんなポールが、ユニクロのヒートテックが欲しいと言い出した。
以前からユニクロの大ファンのポール。
周囲の人たちからヒートテックの評判を聞いて、その機能性の高さにすっかり惚れ込んでしまった様子。
年明けを待って、早速ユニクロでまとめ買い。
靴下から、アンダーシャツにアンダーパンツ、ステテコ、靴下、手袋、帽子、ヒートテックのものはほぼ全種類をそれぞれ複数枚購入。
その他に、シャツやパーカー、カーゴパンツも。
買い物用バスケット3つにてんこ盛り。
いったい何点買ったかわからない程の量で、レジの店員さんも3人がかり。
さすがにこれだけたくさん買えば、お会計の合計金額は、およそユニクロで買ったとは思えないほどのビックリ金額になったけれど、ポールはとっても満足そう。
たぶん、この先、ポールの分は何年も買い足す必要なし。
私には考えられない買い方だけど、ポールは買い物自体が苦手なだけに、買い物の仕方も合理的といえば合理的。
なかでもびっくりしたのが、まったく同じ、青と黒のチェック柄のシャツを3枚買っていたこと。
すでに同じものを1枚持っているのだけれど、それが暖かくてとても気に入っているらしい。
レジを打っていた店員さんにも、まったく同じシャツが3枚ありますがよろしいですか?と確認されたほど。
ポールにとっては、まったく問題なし。
「違う柄にした方がいいんじゃない?本当に同じのばっかりでいいの?」と驚く私に、ポールは、物理学者のアインシュタインは、ワードローブにまったく同じデザイン・色のダークスーツを1週間分(曜日ごとに1着)並べておいて、毎日まったく同じデザイン・色のスーツを着続けていたという話をし始めた。
その理由は、「何を着るべきか考える必要がないから」だそうで、ポールも同意見とのこと。
なるほど~。
早速、全身ユニクロ・ヒートテック・ファッションに身を固めて、外出してみたポール。
「想像以上。凄~く暖かい。こんなに薄いシャツ1枚しか着てないのに平気だった!こんなに薄くて軽いのにだよ!」とこの2日間、うるさいほどに機能性の高さを大絶賛。
「もうわかったから」って言いたくなるけれど、あまりに嬉しそうに良さを語ってくれるので、黙って聞いてあげてます。
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