映画『マダム・イン・ニューヨーク』

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口コミで、ジワジワと人気が広がって来ている話題の映画『マダム・イン・ニューヨーク』を観てきました。

映画ライターさんたちがこぞって「イチオシ」としてお勧めしている映画で、一般の方のレビューを見ても、かなり高評価。

久々のインド映画。

観終わって元気が沸いてくるような映画。

主人公は、インドで暮らすお菓子作りが得意な専業主婦。

近所でも評判のお菓子作りの名手で、日々完璧に主婦業をこなしているけれど、家族の中でただひとり英語ができないからと、夫にも子供にも馬鹿にされ、見下されている。

そんな主人公が、ひとりでニューヨークに行くことになり、「4週間でマスター」できるが謳い文句の英語学校に通い、自分の枠を広げることで、失いかけていた自信を取り戻し、自分の価値に気づく、という成長物語。

最初は、初めてのニューヨークで、サンドイッチとコーヒーすら英語で注文できず、店員に嫌な態度を取られ、他の客からも文句を言われて、恥ずかしさと悔しさで店を出て号泣する主人公。

英語が分からなかった頃、自分もそんなことがあったな~、と思い出しながら。

言葉がわからないと、買い物さえもひとりでできないという現実、無力感。

わかる、わかる~と思っているうちにどんどん映画の中に引き込まれて、もう夢中。

ストーリー展開のテンポもよく、流れるアップテンポなBGMもぴったり合っていて、2時間飽きることなく追いかけれらるストーリー。

お洒落で映像も美しい。

そして何より、主人公の女優さんの美しいことったら。

1963年生まれの50歳なのだそうだけれど、ピュアというかなんというか。

大きな瞳に吸い込まれそうになります。

そして、そんな美しい主人公に恋する、英会話学校に通うフランス人男性も、これまた素敵。

話が逸れたけれど、女性に限らず、誰もが輝きを失わずに生きていくために一番大切なのは、「認められる」こと。

人間同士、お互いの存在を、尊敬の念を持って向き合い認めること。

それがこの映画のテーマ。

主人公が周囲から「認められる」ために一番重要なツールが、苦手としている「英語」という設定もわかりやすい。

英語学校に来ているのは、英語ができないことで周囲から認められず苦しんでいる世界各国からの生徒たち。

エンジニア、タクシー・ドライバー、家政婦さん、シェフ・・・、熱意もあって仕事にも熱心だけれど、英語ができないということで、馬鹿にされて、対等に扱ってもらえないと嘆く。

最初はたどたどしいけれど、だんだん英語を覚えて、コミュニケーションができるようになり、成長していく生徒たち。

英語を習い始めたころの自分を懐かしく思い出して、胸が熱くなる場面が何度も。

たかが英語、されど英語。

英語で広がる世界は、本当に無限大なのだとつくづく。

土曜日だったこともあって、札幌のシアターキノはほぼ満席。

観終わった時は、なんとも爽快な気持ち。

英語学習中の方や、女性はもちろん、男性にもお勧めの良質の映画です。

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