雑誌難民

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先日、このブログで、「自分の古さに気づいた」という話を書いたけれど、自分の外見が古くなった理由は、歳を取って「老け」が来た、という事実そのものは抗いようがない内的要因として、外的な要因としては、間違いなく、いわゆる「女性ファッション誌」を読まなくなったことにある。

定期的に購読している「女性ファッション誌」は、気が付けばここ数年、皆無。

40代女性をターゲットにした雑誌もたくさんあるし、新雑誌が創刊されるたびに手に取ってはみるけれど、何を読んでも、「何かが違う」。

ファッションに興味がないわけじゃないけれど、継続して、定期的に読みたいと思うファッション誌が何もない。

いわゆる「女性ファッション誌」歴は、10代の頃「non-no」でスタート。

10代後半から20代前半の頃は、「CanCam」、「JJ」、「Ray」、「ViVi」を毎月全誌読み漁っていたけれど、その後、30代になり、「Oggi」や「Domani」、そして、なんとなくそのまま「STORY」や「VERY」にシフトしたものの、40代で完全に途絶えてしまった。

きっかけがなかったわけじゃない。

確か35歳位の頃のある日、ブラブラとウィンドーショッピングをしていた時のこと、セレクトショップでとっても素敵なジャケットを見つけた。

試着させてもらうと、サイズもぴったり。

すごくすご~く欲しかったけど、ジャケットだけで6万円位。

もう30代だし、この位はそろそろ年相応、1着くらい勝負ジャケットがあってもいいかな、と思う一方で、他にも必要なものがあるから諦めなきゃ・・と思い悩みながら、その直後に休憩がてら頭を冷やそうと入ったカフェで、とある30代向け女性ファッション誌をパラパラとめくっていたところ、偶然にも「30代で手に入れたいジャケット」という、まさに待ってました、の特集をしていた。

ちょうど良かった、ラッキー!知りたかったのはコレ!・・・と思い読み進めてみると、30代が買うべき、1着は持っておくべき、として掲載されていたのは、「シャネル」のジャケット、50万円。

私が買うべきか否か迷っていた金額の10倍。

世の中の30代女性は、こんな高価な服が買えるものなんだ・・・とゲンナリした。

結果、6万円で悩む自分が馬鹿馬鹿しく、情けなくなって、さっきまであんなに欲しかったはずのジャケットが、私の中ですっかり色あせてしまって買わなかった。

今思えば、等身大で楽しめた「ファッション誌」の終わり、完全に「ファッション誌」に冷めた瞬間だったように思う。

以来、定期的に読む雑誌といえば、「週刊文春」と「週刊新潮」。

見出しで興味を引かれて、たまに読むのは、「週刊現代」。

完全なるオッサン化。

あとはその時々で興味あるものを読むという完全な雑誌難民。

最近、ハマってしまったジェーン・スーさんが、大人気のエッセイ集「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」の中でも「2014年雑誌の旅」として、同世代だけに、まさに同じ悩みを綴っておられる。

ジェーン・スーさんの言葉を借りるなら、「肩肘張らずに現実からすこ~し離れて明るい気分になれる中年向け女性誌、どなたか作っていただけませんかね」。

雑誌で育った中年女性の心の叫び。

かな~り切実。

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