女性が輝く社会って・・・

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会社で、年に一度の自己申告の季節がやってきた。

自分の過去一年間の業務を振り返り、自己を採点し、来期の目標・課題を自分で決める。

将来の異動希望を伝えるのも、この自己申告。

毎回、非常に悩む。

自己を評価する、というのは本当に難しい。

自分に甘すぎてもダメ、厳しすぎてもダメ。

己に対して、客観的なることほど難しいことはない。

だけど年に1度くらいは立ち止まって、過去1年間の己を振り返り、今後について考えるのは必要なことだとも一方で思う。

最近、新聞やニュースを見ていると、毎日のように、「女性活躍推進」という言葉を目にし、耳にする。

女性初の○○が誕生したとか、管理職への登用がどーだとかこーだとか・・・。

「女性が輝く社会」というテーマが、声高に叫ばれている。

なんて曖昧な。

「女性が輝く」って・・・、なんなんだ?!

「男性が輝く」なんて聞いたことがない。

自己申告書を書きながら、ふと、考えた。

ワタシは女性だけど、輝いてるか?!

ノー、だ。

今も昔も仕事に対するスタンスもプライベートに対するスタントも変わらない。

ワタシは女性だけれど、男性と同じように、ごく普通に仕事をして、生活したいと思っていて、ただそうしているだけ。

輝く・・・の意味がわからない。

「女性の活躍」は、成長戦略の重要な柱・・・ということなのだそうだが、これまで女性は仕事で補助的業務ばかりを担わされたり、結婚・出産を理由に退職を余儀なくされたりして、働きたいと願っても、散々社会から排除されてきた。

会社は、「おじさんと若い女性で回ってる」の言葉通り、若い頃はチヤホヤされても、ある年齢を超えると見向きもされないどころか、邪魔者扱いされてきたのが現実。

それが今になって、低下している労働力を女性で補おうなんてご都合主義もはなはだしい。

女性が労働を拒んできたわけじゃない。

そうしたかったけど、社会の様々な仕組みが、それを許してくれなかっただけ、女性を労働力として認めていなかっただけだ。

女性の管理職登用の話についてもそうだ。

「2020年までに、政治の世界や企業などで指導的地位に女性が占める割合を30%にしよう」という国の目標がある。

これについては、数値目標を持たないと今の社会も企業も変わらないから絶対に必要なことだと思う。

だけど、もともと男女平等な社会があれば、今更慌てて数値目標を設けてまで女性管理職を増やす必要などなかったはず。

男女雇用機会均等法の制定から来年で30年。

この間、平等だったのは雇用「機会」だけで、多くの矛盾を抱えて、仕事を離れて行ったたくさんの有能な女性の先輩たちがいる。

今、その女性たちが残っていたなら、社会は、会社は、もっと違うものになっていて、逆に男性のモチベーションを鼓舞すべく、「男性が輝く社会」なんてことが謳われていたかもしれないとさえ、思う。

普段は流されっぱなしだけれど、年に一度くらいは仕事について、まじめに考えてみたりする。

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