去年の秋から毎週土曜日に通い始めた通訳スクール。
早いもので1年が経過。
毎週、ほとんど休まず通っているけれど、通訳がうまくなっているという実感は正直、あまり感じていない。
逆に、以前より下手になったと感じることさえある。
・・・というのは、「通訳っていうのはこういうこと」、と現役通訳者の先生たちに厳しく指導されることで、「通じればOK」という大胆さが消え、逆に萎縮するようになってしまったから。
通訳スクールに通う以前は、自分で勝手に言葉を足したり、省略したり、ということをしていたため、今思えば、自分の好きなように気持ちよく話せて、緊張感の中にも快感を感じることが多かった。
意思疎通、と言う意味では問題ではなかったけれど、手法としては大問題。
通訳というのは、通訳すべき話の内容を、可能な限り正確に、漏らさず、足さず、伝えるのが仕事。
すべて正確に訳出する、というのがいかに難しいことかを再認識。
英語や日本語を聞いて、自分の頭の中で理解するのと、理解した内容を逆の言語で人に伝えるのとでは、難しさが全く違う。
そこに緊張が伴うと・・・、正直、悲惨、毎回冷や汗。
そのことを思い知らされ、打ちのめされながら、通い続けているレッスンの上半期の評価表が今日、渡された。
総合評価は、100点満点中70点。
日本語→英語の通訳は、50点満点中32点。
改善すべきところは、
「theをつけるべきではないところで使っている場合が多々あり。文章の作り方が『ぎこちない』ところが数箇所見られる」。
長所は、
「声のボリュームが丁度良く、明瞭。正しく内容を記憶していて、訳出までの時間がそれほどかからない。堂々としている」。
英語→日本語の通訳は、50点満点中38点。
改善すべきところは、
「いくつか訳に生かされていない単語があったのがおしい。自信のないところで笑ってしまう癖がある」。
長所は、
「英語に引きずられない自然な日本語訳で聞きやすい。いい表現が随所にある」。
私自身はずっと、日→英は得意だけれど、英→日は苦手、という意識が相当強かった。
だけど、評価は逆だった。
北海道の場合、通訳の仕事の8割は、英→日、と言われていたので、モチベーションが下がっていたけれど、今日の評価表を見て、俄然やる気!
私の日本語訳、もしや捨てたものではないのでは?!
人間というものは、いかに客観的に自分を評価できていないということかも改めて。
11月1日、毎朝必ずチェックしてる北海道新聞「二世・易八大のきょうの運勢」。
「多少の浮き沈みは気にせず、跳ぶべきは跳ぼう」。
「優しすぎる」と言われているネイティブの先生の「日→英」評価が低く、「厳しすぎる」と言われている日本人の先生の「英→日」評価が意外と高くてびっくり。
占いが導いてくれているように、気にせず、下半期も頑張ろう♪
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