先日、ニュージーランドでお世話になった、ポールの親友ジョンの礼賛日記を書いたけれど、1年の締めくくりに、もうひとつジョンのいい話。
イギリスからニュージーランドに6年前に移住したジョン夫婦。
奥さんのキャロルはバツイチで、故郷イギリスに、同じくバツイチの32歳の娘と孫がいる。
クリスマスには、その娘たちとスカイプで楽しそうに会話を楽しんでいた。
今年の夏のキャロルの誕生日、ジョンは彼女に内緒で、娘と孫をニュージーランドに招待した。
日程を調整し、フライトを予約、すべてジョンが企画した。
誕生日当日、仕事を終えて、いつものように帰宅したキャロルは、自宅にいる娘と孫の姿を見てびっくり!
ジョンからの誕生日プレゼントは、「娘と孫の、初めてのニュージーランド来訪」という素敵な話。
サプライズ、大成功!!
でも、ちょっと待って!、と困ったのはキャロル。
せっかく娘たちが初めてニュージーランドまで尋ねてきてくれたのはいいけれど、突然のことだけに、職場から休みをもらってない。
一緒に過したいけれど、平日は仕事があって付き合えない・・・。
もちろん、これも想定済み。
実はジョン、自分からキャロルの会社に連絡し、彼女の上司に直接このサプライズ企画の話をし、快く上司の了解をもらって、夫・ジョンの申請により、キャロルの休暇がすでに翌日から数日間取得されていたわけ。
そのことを知ったキャロルはもちろん大喜びで、最高の誕生日を過すことができたのです。
この話を聞いて、ジョンって本当に素晴らしい!・・・と感動♪
それを認めた上司の人間味もなかなかのもの。
これはニュージーランドゆえの大らかさゆえなのか。。。
そこでふと考えた。
もし、ポールが私に同じようなことをしてくれたとしたとしたら・・・。
たとえば、遠方に住む実の姉を、私に内緒で誕生日に我が家に招待してたとして、ポールが直接私の上司に電話して、私の休暇を数日間申請したりしたら・・・、どうなるんだろう。
「休暇は本人の申請じゃないと無理」、とあっさり断られるか、
「OK、わかった!休暇楽しんで」、と快く申請を受け入れてくれるか。
物事には、すべていろんなものの見方、考え方がある。
「空気を読む」ことが大事にされる日本では、人と違うことをするのは良しとされない。
モラルやルールに従うのはとっても大切なことだと思うけれど、人生に1度あるかないかの、こういう素敵なサプライズを受け入れたり、他人の幸せを純粋に喜べるような、余裕のある社会や人であってほしいと思う。
そんな2015年になりますように。
今年もお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、みなさま良いお年を!
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コメント
ニュージー日記、楽しく読んでいます^^
私も91’にオークランドに行きました。街中の緑がとてもきれいだった印象があります。 (丘の上の1本の木とか・・洞窟のホタルなどを見た記憶が。。。)
N・Z日記の続き、楽しみにしています。
バブーちゃん、お利口にお留守番していたかな?
どうぞ良いお年をお迎えください(*^_^*)