「そんな狭いところに座れるか!」。
今朝乗った地下鉄の車内で男性の怒鳴り声が聞こえてきた。
何事かと思って声のする方を見ると、いわゆるシルバーシートの一画。
サングラスをかけた高齢男性が、シルバーシートに座ってる高齢女性に怒鳴ってる。
要は、あとひとり座れるか座れないかの微妙なスペースしか空いてなかったので、座ってる高齢女性に向って、「立って、席を譲れ」と大声で怒鳴ってた。
男性 : 「あんた、何歳だ」。
女性 : 「わ・た・し、80!」。 多分、このとき、高齢女性は自分の方が年上だと思って、当然の権利、とばかりに自信満々に回答。
男性 : 「80なんて、もう死んでもいい歳だろ。なんで座ってんだ、立て!」。
女性 : 無言
男性 : 「オレは85だ。女が座るな。立て!」。
こんな、信じられないやり取りに唖然、絶句。
でも高齢女性は強かった。
そう言われても、何も言い返さずに、ただ黙って耐えて、次の駅で降りて行った。
それが本当に降りたかった駅かどうかはわからないけれど。。。
朝から衝撃。なんとも嫌~な気持ち。
その女性に加勢して助けたかったけれど、同じ車両にいながら助けられなかった、なんともいえない罪悪感でいっぱい。
一緒に駅で降りて、声を掛けたかった。
そして、朝から嫌~な気持ちで午前中を過して、お昼時。
銀行のATMで振込みをしている時、背後から、また男性の怒鳴り声が聞こえてきた。
朝の一件があったので、早くATMを譲れと怒鳴ってるのかと思って、びっくりして声の方を見ると、高齢の男性が、50代と思しき女性行員に怒鳴り散らしてる。
内容はわからなかったので、もしかしたら、その高齢男性にも一理あるのかもしれないけれど、冷静に何かを求めているのではなく、ただ大声で怒鳴り散らして「いちゃもん」付けてるだけにしか見えなかった。
女性行員が丁寧に親切に説明しようとしているにも関わらず、まったく聞く耳なんか持っちゃいない。
一日の間に、一度ならずも二度までも、理不尽に女性に怒鳴り散らす高齢男性に遭遇。
男が上で女は下、男女平等なんて、まったく無縁の世界で生きてきた高齢男性。
公衆の面前で理解不能の行動に及ぶ、こうした老人たちに着目した本、『暴走老人!』が話題になったのは、2009年のこと。
あれから5年。
こういう衝撃的な場面に出くわすたびに、「分別をわきまえている、人生のお手本」、という高齢者のイメージがどんどん悪い方に変わる。
高齢者には敬意を表するけれど、マトモじゃない暴走老人がいる、ということは肝に銘じておくべき。
これからますます進む高齢化社会を憂うばかり。。。
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コメント
はじめまして。
私もよく怒鳴る年配の方を見掛けては残念な気持ちでいっぱいになります。
男性は女性より職を辞した後、友人が居らず孤立しがちですよね。
よく行く図書館は年配の男性が席を陣取っていて、しかも寝ていたりですし、楽しそうな方ってあまり見掛けないですね。
でも、だからといって人に命令したり文句ばかりいうのはいかがなものかと思います。